2018年4月8日日曜日

こいつはやべぇッー!まさにペテン師、汚物以下のにおいがプンプンするぜッーーーーッ!!


読めば読むほど胡散臭さに辟易してしまうのがこちら、現在極めて大きな物議を醸しており、世界最狂最恐最凶の呼び声高い(まぁ別にそんな呼び声は高くもないかもしれませんが)、先日私が何の考えもなしに適当に一戦交えてしまったこの集団、仮想通貨関連銘柄の、Longfin (LFIN) です!


何が胡散臭いのか、一方的にペテン師などというレッテルを張る大義はあるとでもいうのか・・・?


LFINを取り巻く状況については、先日からリンクを貼っているThe Streetの記事が非常によく事態をまとめてくれていたので、今回は丸っと引用させていただくとしましょう。


ブロックチェーン銘柄・LFINが、さらに47%の株価アップ後、またしても取引停止(The Streetより)

Nasdaqが、金曜日の午前中、疑惑が増大中にもかかわらず株価がさらに47%も上昇したことを受け、ブロックチェーン企業のLongfin (LFIN) の取引を停止した。その理由は、コードT12『Nasdaqが要求した追加情報を受け取るまで取引が停止される』というものとなる。


米国証券取引委員会 (SEC) は金曜、『仮想通貨関連企業』と称するLFINの株式売却によって生じた2700万ドルもの関係者資産に対し、緊急凍結を行った。SECの訴訟書類によると、LFINのCEO・Venkata Meenavalliは、LFINの参事役員・Amro Altahawiに対し、未登録の制限株200万株以上を発行したとされている。


SECの書類ではまた、Meenavalliは、さらに2名のLFIN関係者・Suresh TammineediとDorababu Penumarthiに対しても、何万株にも及び得る制限株を発行したと記載されている。


今回の取引停止措置は、連日の乱高下を受け、640万株の出来高とともに64%アップを見せていた木曜日から、今週になって4回目のものとなる。その出来高は、LFINの平均出来高、わずか56万株を遥かに上回るものである。


木曜日の株価アップは、ブロックチェーン技術とマイクロレンディングに特化した小型会社Zidduの買収ニュース後、549%もの上昇を見せていた12月18日以来、最大の1日あたりの上昇となっていた。


金曜日の午前中、株価は46.8%上昇して28.10ドルまで急騰したが、LFINは今週、月曜日にSECからの捜査を受けていることを明らかにして、下落一直線で始まっていた。LFINは、SECの執行部がLFIN株に関する取引を調査中であり、LFINのIPOおよびZiddu買収に関する文書を要求している、と述べていた。


LFINはまた、空売り勢にも目をつけられている。木曜日時点、LFINの浮動株の約14.6%がショートされており、著名な売り方・Andrew Left率いるCitron Researchは、最近、「LFINの爆上げに対し、SECの捜査メスが背後まで迫っているぞ」とツイートしていた。


LFINは、わずか4ヶ月前にNasdaqに上場して以来、既に大きな乱高下をしてきている。12月にZidduを買収し、2月にRussell 2000に暫定的に追加されたが、3月にはそのRussel 2000指数から除外された。今月、LFINはSEC捜査を公表した。


CEO・Venkat MeenavalliがCNBCに対し、自分自身3年間株式を保有し続けており、Left氏のような空売り勢による攻撃に関して「SECと規制当局のFINRAに申し立てを行った」と語ったことを受け、水曜日にもLFINは17%上昇していた。


Meenavalliいわく、「我々は情報を受け、特別調査がございます……手元の資料によると、私の負けに賭けた、14億ドル分・280億株もの空売りが存在しております。この者らは我々を破壊しようとしており、私はここで戦っているのです」


しかし、S3 Analyticsによると、これらのショートは問題となるものではないのである。


S3は研究ノートに、「残念ながら、LFINの空売り行為はMeenavalliのストーリーを裏付けるものではなく、これはむしろ、株主の売却行為を空売り勢のせいにする、また1つのよくある例なのである」と書いている。「実際、LFINの株価が一番上昇を続けている最中に、空売り量も最も上昇していたのだ」

記事内より画像引用、青=LFIN空売り、赤=LFIN株価

S3は、3月7日から23日まで、LFINの空売り残高は76万587株、すなわち204%増加し、一方株価は36.06ドル・112%上昇していたと指摘した。下落局面では、LFINの株価が59.09ドル・84%低下したとき、空売りは13万8505株・12%減少していた。


「LFINは、比較的空売りの軽い株である。時価総額が12億ドルを超える中、空売り額が1億ドルを突破したことは一度もない」とS3は述べる。


S3には、木曜日の凄まじい価格変動は「買い方がLFINの株価を改めて高めている」とも書かれており、「LFINはモメンタム株のようであり、買い方による需要は、異なる株価のポイントにおいて、名目上アクティブな空売りの拮抗なしに、潮の満ち引きのように変化することで、大きな株価の変動を引き起こすことが予想されるであろう」と記されていた。


(この記事は金曜日の値動きと取引停止措置に応じて、アップデートされたものである)
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・・・以上、端的に言って、何はなくともCEOと関係者3名の資産凍結、もちろんこれはまだ判決が下る前であり、「被疑者というのは、まだ犯罪者だと決定した人ではない」というのは分かるんですが、こんな疑いをかけられている時点で、株式市場においては事実上アウトも同然でしょう。


記事内には訴状のリンクが貼ってありましたが、より簡潔にまとまっているSECによるプレスリリースはこちらですね。


SECが仮想通貨関連企業Longfinの株式売却益2700万ドルの緊急凍結を取得


少なくとも、普通の投資家なら、「違法なやり方で自社株式を取得・処分した疑いのある、関係者4名の資産を凍結し拘束中」とはっきりと言及されているような企業の株を買いたくなりますか、って話です。


「判決がどう下るか、果たしてCEO他は本当に違法なことを行ったのだろうか?」なんてことには全く興味がなく、私の興味は「株価がどう動くか」のみですが、これは、ズバリ大きく下がりそうですね。


このCEOの方は極めて優秀という評判を見かけますが(まぁそれも実際どうなのかは分からないとも言えますが、さすがに企業を興して超短期間で一気にこれだけの時価総額を生み出せる人が優秀じゃないわけはないとも思います)、さすがに、予想以上に上がりまくる株価に、ちょっと欲を出してしまったのかもしれませんね。


違法な取引を行ったのならば、それ相応の罰則を下されるのは当然のことでしょう。


金曜日の株価上昇分による大きな利益を取り損ねるのは残念ですが、ここは一つ、後続の模倣事例が発生しないためにも、厳しく、LFINにおかれましては上場廃止処分の一つでもお願いしますよ、SECさん!


上場廃止になると、OTC取引となるのが普通ですが、通常、株価は1ドル未満になって、その後(あるいは既に)倒産手続きに入ることが多いかと思います。


株価が1ドル未満になれば、私の保有する行使価格12.5ドルプットは、例えば株価0.5ドルとかの状況ですと、確実に12ドル以上で売却することが可能ですから、コールとプットとで合計5.1ドルで買っていたものが12ドルで売れるので、この場合でも2倍以上の大きな利益ゲットになります。

(ちなみにこの場合、保有する行使価格25ドルコールは、確実に100%完璧に紙くず化ですね。0.01ドルでも売ることはできないでしょう)


なお、オプションの買いは「権利」ですので、仮に会社が倒産して株券が存在しなくなったとしても、私は1株あたり12.5ドルを、オプション10枚分すなわち1000株分、合計1万2500ドルを、現金で受け取ることができるのは100%保証されています(その場合、私はこのプットオプションの売り手に対して倒産した企業の株を1000株受け渡すことになるわけですが、それは紙くずなので、事実上現金をタダで受け取れます)。


ということで、現状私にとって最高のパターンはLFIN倒産ですが、満期までもう2週間切ったので、即座に倒産はあり得ないかな、と思います。

(もちろん、何かの間違いで、LFINの株価が伸び続けて、株価40ドルとかに到達すればそれより遥かに大きい利益になるので、真の「最高のパターン」は株価の爆上げが続くことですが、この状況ではまずないでしょう)


どうなるかは分かりません。


正直、SECから訴状を受け取るような怪しい企業に手を出すのって、何だか感心しないなぁ~、とも一面では思いますが、それとこれとは話が別だよなとも同時に思います。


詐欺の片棒を担いだわけではなく、むしろ正義の鉄槌が下る瞬間の株価の下がりから利益を得ることができるということで、正義の味方になったとでも思っておけばいいでしょう。


・・・というかそういうのすらそもそもどうでも良く、取引に感情を持ち込んだら負け、企業に愛着を持ったり、逆に損切り後とかに過剰に敵視する必要もない、ドライに数字を動かせる人が一番強いよ、っていうのも、そうかもしれないな、とも思います。



・・とか色々言っておきながら、LFIN株価に何の動きもなく、どっちつかずで結局大損とかなったらお笑いなんですけどね。


エントリーした銘柄が取引停止になるのは初めての経験なので、どう動いていこうともしっかりと記録し、後世への参考にしていきたいとともに、自分の血肉ともしていきたいと思っております。

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