2018年4月18日水曜日

残り3日…お上の動きは無し、みんな怒っているぞ!


いやまぁ私は言うほど怒ってないんですけどね。


投資は自己責任、上手くいかなかったり想定外のことが起こったりしても、それはやっぱりその選択をした自分の責任&自分自身が招いたこと・・・

怒ったりせず、次上手くいくようにこの経験を活かしていきましょう・・結局それがベストなんですよね。


怒りは何も産み出しません。


私なんて何事にも怒りを示さない菩薩のような心の持ち主すぎるもので、幼稚園の頃から「あの子はガンジーの生まれ変わりに違いない」と、周りの友達に「マハトマさんマハトマさん」と呼ばれ続けてましたもん(どんな幼稚園だよ)。


・・ま、それでも?

悪がはびこり、何も罰せられないままのさばり続けているこの現状は憂うべき状況とも言えますから?

そろそろ悪徳企業・・いや、企業と呼ぶのもおこがましい、悪の巣窟・Longfin (LFIN)正義の鉄槌が下されてもいいんじゃないですかね、SECさんNasdaqさんOCCさん・・・??(チラッチラッ


・・・と、ガンジーもびっくりの「付暴力・被服従」の精神でチラ見していたら、おやおや、オプション公式清算機関・OCCから、何やら新しい文書が公開されています!!


取引停止・週間アップデート ―自動権利行使からの除外(OCC Memos#42911より、PDFファイル)


ついに大本営の詳細発表来たか?!・・・と思いきや、よく見ると先週も全く同じ内容のPDFファイルが公開されており(週単位でのアップデートなので当然かもしれませんが)、単なる「オプションの自動権利行使は行われません。状況が改善され次第、自動権利行使も再開します」という、何の意味もない本当にどうでもいい内容でした・・・。


この期に及んで、のん気に焼き直しの週間アップデートのみ・・・


・・・ゥァア゛ーッ!!

OCCィァア゛ーッ!SECゥァア゛ーッ!!Nasdaqゥァア゛ーッ!!!


・・・と、さすがの私も堪忍袋の緒が切れかけたその時!


正義を求める投資家の声が――ひとつの記事となった―――


Nasdaqが直ちにLongfinを上場廃止すべき9つの理由(Seeking Alphaより)



そう、怒りは、正しく発揮されれば何かを産み出す原動力になるのです・・・


あの地球人・・・クリリンのようになあーーーっっ!!!
(使う場面・文脈、ともに間違い過ぎ)


・・・いやまぁ、私も、この記事の執筆者も、別にブチ切れちゃあいないんですけどね。



しかし、確実に静かな怒りは感じるこの記事、最後の開示情報できちんと明らかにされている通り、この執筆者は私と同じくLFINのショートポジションを取っているとのことです。


まぁ9つの理由は、どれもLFINがいかにやばいかをつらつらと説明してくれているだけなので、要約部だけ紹介させていただくとしましょう。

要約
  • Nasdaq Marketplace ルール5101 は、公益のために、Nasdaq市場に広範な権限を与えている。
  • LongFinは、NasdaqのコードT12の下、無期限に取引停止させられている ―T12とは、「企業からの情報提示の要求」である。
  • 私は、どのような情報であれ、十分なものになることはないと考える。この会社は、これまで絶えず投資家をミスリードし続けてきたためだ。この会社が発する言葉で信じられるものは何もない。

  • さらに、この取引停止は、LongFinを白日の下に晒すために動いていた空売り勢とプットの買い手に、数千万ドルもの額に及ぶ損害を与えることになる。

  • Nasdaqが公益のために取れる唯一の方法、それは、LFINを上場廃止し、ピンクシートで取引を行うことである。

実際の内容は、大体これまで何度も目にした話ばかりなので、逐一見るのは省略します・・・と思いましたが、やっぱりせっかくなので、いかにLFINがヤバイのかを改めて確認すべく、9つの見出しだけ紹介させていただくとしましょう。

1. この会社とCEOは、SECに、未登録証券を売却したとして告発されている

2. Ziddu.comの買収はIPO前に行われたが、投資家に開示されていなかった

3. LongFinは恐らく、自身で主張しているようには、米国を拠点としてはいない

4. LongFinは、IPO規則Aに必要な監査済み財務諸表を欠いていた

5. LongFinは、IPO時にNasdaqのルール5505を満たしていなかった

(6番が欠けてて笑いました)

7. 自社の取締役員達は、会社を見捨てたようだ

8. LongFinの取締役会の1人は、Nasdaqの顧問であるという

9. 取引停止は、ほとんど全ての人に、大きな害を及ぼしている


書類には『2年分の財務諸表を含む』と記載されていたのに、お前さん設立してからまだ2年も経ってねーだろ!・・・みたいな、割とお笑いレベルの高いポカが色々紹介されていたりと、まぁとにかく色んな面で企業の体をなしていない旨がとうとうと述べられ続けているわけですが、8番なんかは面白いですね。

一応Nasdaq側は、「過去の話。知らぬ存ぜぬ」 と言っているようですが・・・


関連して、コメント欄では、「このまま取引停止状態が続くと、オプションの売り手や、空売り用の株の貸付けを行う大口の機関は大量の利益を手にすることになる。この取引停止措置を取ったNasdaq責任者は、そういった大口の受益者連中と、ゴルフをプレイしたのだろう」などと述べられていました。

みんな陰謀論が好きなんですね。


まぁそれはともかく、この記事での最大の主張は当然9番、LFINをショートした人が、不当に不利益を被るのはおかしい、という点に集約されるでしょう。

ご丁寧に数値を羅列したエクセルファイル的スプレッドシートも公開してくれていますが、それによると、今週満期をこのまま取引停止状態で迎えた場合、合計4100万ドル、つまり約44億円もの資産が、闇の彼方へと失われるようです(私の100万円もそこに含まれますね)。


もちろん私自身もショートポジションを持っているわけで、執筆者の肩を持つのは当然なのですが、それを抜きに客観的に考えても、この状況で取引停止が続いたままショート側の人間だけが大損失を食らうことになるのは、フェアじゃない気がしますね。


やや過度の一般化といいますか正当化が過ぎる気もしますが、記事の最後を〆るラスト1段落の話は、一応筋が通っている気がします。

最後この段落を引用して、「私も同意だ」ということで私からのNasdaqへのメッセージへと代えさせていただこうと思います。
(Nasdaqがこんなブログを読むわけがないというかそもそも日本語が読めるわけないというか、それ以前に既に公表されている記事を引用してメッセージも何もない気もしますが)

不正行為と戦ったショート勢が厳しく処罰された場合、以後彼らはそれをやめるであろう。そうすると不正行為は拡大し、米国市場への信頼が低下する。究極的には、米国経済は苦しむことになるだろう。Nasdaqは、できる限り早く、直ちに、LongFinを上場廃止すべきである。


我々正義を愛するLFINショート組の思いは通じるのか?


残り3日、動きがあることを期待します!!



・・・さて、既に無意味に長くなったんですが、今週は他の保有ポジションも満期を迎える運命の週なので、ポジションの動きを追っておくとしましょう。


取引をするわけでもないのにいちいち振り返っておくのは意味ないとも思ったんですが、まぁ満期直前のオプション価格の動きの例は、データがあればあるほどいつか役に立つかもしれませんしね、せっかくなので見ておこうと思います。


まずは米国小型株ベア3倍ETFのTZA・・・

昨日、超激安、1枚1円(0.01ドル)レベルにまで落ちていたプットなんかは、ひょっとしたら絶好の宝くじ枠なんじゃないかと思っていたわけですが、案の定今日も米国市場は好調で、TZAの株価は下がっていました。


ずっとTZAは沈んでいましたが、注目している、かつ、私の保有している今週満期・行使価格10ドルプットは、株価の下がりに伴って値上がりしても良さそうなのに、昨日から全く入札価格が変わっていませんでした。

こちら引けまで残り1時間時点のオプション板です。

15:00時点のオプション板

昨日と変わらずBid 0.01 Ask 0.02で、1枚1ドル(オプションは100株分なので、表示価格を100倍)では買えない状況ですが、2ドルなら確実に購入可能です。


これが、Ask 0.01だったならもう文句なし、恐らく撃沈覚悟で飛びついたんですけど、今はBidが0.01で、0.01ドルでは買うことができない・・・。

0.01ドルと0.02ドルの違いは、支払う金額で1枚わずか1ドルしかないわけですが、率で言うと実に100%の違いですから、同じ金額で2倍も多く枚数を重ねられることになるわけで、これは地味に大きい・・・。


残る時間は水木金と残り3日、予想が外れて市場が突如暴落に襲われたらもう一発アウト・・どうも、さすがに、1枚0.02ドルであっても、エントリーする程の魅力があるとは思えませんね・・・


まぁ、仮に0.01ドルで買えたとしてもどうなの?ってレベルの博打的取引ですから、ちょっとやっぱりこれはやめて、1週間先の満期のに目を向けてみました。


同じ行使価格10ドルプット、Bidはまさかの0.00でAskが0.06、お、満期が1週間延びても意外と値上がりしないじゃーん、ってことで、残り10日あれば、市場が伸びに伸び続けてこのプットがどちゃくそ伸びる目は十分ありますし、これ、結構いいんじゃないでしょうか?!

そんなわけで、Bid-Askのちょうど真ん中、0.03ドルで、100枚ほど、注文行ってみました(合計300ドル+手数料)。

はいドーン。

15:01時点のTZAオプション板
 
・・・と勢いよく注文を送信しましたが、注文中を示す黄色三角形が出ている通り、約定はしませんね。

ちょうどBid-Askの真ん中ですし、ひょっとしたら約定しないかなぁ、と思ったんですが、残念です。


しかし、注文を0.04ドルに上げるのは、何かシャクだな・・・。

(まぁ、100枚の注文なんで、0.01ドル吊り上げても、たった100ドルしか支払い金額は増えんないんですけどね。気分の問題です)


実際私が注文を入れるまでは、株価が下がっていたのにこのプットの評価額は前日比マイナスでしたからね、ぶっちゃけ、明日また株価が下がってもそんなに値段は変わらないでしょうし、ここは慌ててエントリーするような状況でもない気がします。


よって、このまま注文を放置しましょう。


株価がちょっと上がってくれれば、プット価格のベースラインが下がって、約定するかもしれませんしね。


今日約定しなくても、また明日様子を見て改めて考えれば十分です。



~1時間経過~

はい、株価は伸びることがなかったばかりかちょっと下がってしまい、当然惜しくもなく約定ならずでした。

引け時点のTZAオプション板

ま、焦らない方がいいですね。


・・・いや、冷静に考えたら、既に保有している買いポジションの清算はもうめちゃくちゃ焦るべきなんですが、残念ながら最早ほぼ紙くず化していますので、今さらこんな価格で売っても全く無意味、さらなるTZAの下落を望もうと思います。

(保有中のコールとプットはデルタ値的にはほとんど変わりませんが、現在株価に近いのはプットの方なので、どちらかといえば、私はTZAが下落=市場の好調が続く方が嬉しい感じですね。

 もちろん、一気に大きいのが来るならば、市場が暴落してTZAが上昇してくれてもコールが輝き始めるのでありがたいですが)


とにかく大きく動いてちょうだい、米国市場よ!!



続いて残り2つの保有銘柄、まずMDXGの方は、辛うじて株価ダウンしてくれましたが、満期直前の時間価値の消失の方が大きく、保有プットの評価額はまたもダウン!!

引け時点のMDXGオプション板
 
激ヤバ残念丸・・・!!

うーん、明日以降続落してくれれば、何とか少しでも戻ってくる金額が増えますが、逆にここで反発上げが来たらまさにアウツ・・・。


さすがに腹の括り時でしょうかね、明日の様子を見て、ポジションを閉じるべきかなぁ、とも思います。

・・まぁ正直、どう動いても結局、「明日の奇跡の下がりに期待!」と先延ばしする未来しか見えませんが・・・。



一方既にほぼアウツが確定しているPTI、昨日「成行売り注文を出しておく」と宣言していたのですが、またすっかり注文するのを忘れており、注文を出したのは寄り付き後しばらく経ってからのことでした。
 
引け時点のPTIオプション板
 
株価自体はちょっとだけ急アップしてくれたこともあり、私の保有するコールは、本日出来高が記録されている通り、朝一の頭から注文を出していれば約定していたわけですが、出遅れちゃいましたね。

とりあえず、出した注文は自分でキャンセルするまで有効の形にしたので、明日以降満期までは最初から注文出しっぱなしの状況です。


もうこの際最低価格の0.01ドルでもいいので(その場合、20枚の売却で20ドル、手数料を引いて10ドルぐらいしか戻ってこないわけですが、0よりはマシですね)、約定してくれたら嬉しい限りです。



最後に、好決算明けのNFLXだけ見ておきますか。

上がりましたねぇ~!!


参考までに、大して違いませんが、お昼頃に撮っておいたオプション板も併記しておきます。

https://www.google.com/search?q=NASDAQ:NFLXより
12:27時点のNFLXオプション板
引け時点のNFLXオプション板

結局結構驚くレベルの株価アップで、結果的には、コール買いをしていた人が完全勝利、前日比+120%超えの利益とかゲットしていますね!


これぐらい上がれば、決算跨ぎでもコール買いが余裕の大勝利ですか・・・。


もちろん株価が下がったり、それどころか上がっても上がりが期待より大きくなかったりした場合、すなわち相当の株価大ジャンプが来た時以外は、コール買いはプット売りよりも、当然現物買いよりも遥かに損失が大きくなるので、極めてハイリスクではあるわけですが、株価+9%と比較してコールは+120%超・・・


執拗にオプション買いに賭けてみたくなってしまう私の気持ち、多少はご理解いただけるのではないかと思います。


あ、ついでに、FANG+軍の一角、TWTRが、今日は決算でもないのに妙に伸びていましたね!

https://www.google.com/search?q=NASDAQ:TWTRより
引け時点のTWTRオプション板

コールは、一番上がったので+1300%!!

1日で10バガーどころか、14バガー達成ですね!!


これは凄まじい・・・。


決算に向けて好予想が整った、って感じのようですが、果たして決算はどうなるのでしょうか??


ちなみに、これまたちょうど決算とIVの関係を示す、ピッタリのいい例になっています。

板をご覧いただくと分かる通り、来週満期のオプションは今週満期のに比べて急激にIVが上がっていますが、TWTRの決算は来週25日のようなので、まさに決算があることでのIVアップですね。


私は、TWTRは、NFLXのようにはいかないんじゃないかと思いますが、それでも、プット売りならば勝算は高いんじゃないかなぁ、などと思います。

もちろん私はエントリーしませんけどね。


しかし、この上がりはごくたまにしかないラッキーデーのようなものなので、コールが+1300%と言っても、こんなのを掴むのは難しいでしょう。


ところが!!


なんとなんと、我らがAMZN様は、本日株価+4.32%と、まぁそれなりなアップではありますが、そこまで特別でもなんでもない、AMZNなら普通によくあるレベルの上がりでしかないのに、なんとまぁ!

引け時点のAMZNオプション板

ボエェ~、今週満期、表示されている一番下の結構ディープアウトなコール、衝撃の+2400%!!

すなわち、1日で資金25倍なり!!


結局こういう所ですよね、私がAMZNオプション買いがいいんじゃないかと思う所は。

株価が非常に高いので、割と日常レベルの動きでも、連動して動くオプションの変動率の大きさがヤバ過ぎる!!


しかも投資対象は、いつ上がるか分からないようなボロ株みたいなのじゃなく、王者AMZN!!


AMZNの強さで、ボロ株か下手したらそれ以上の値上がりを取れる・・・


TZAみたいなイマイチ読めないものより、AMZNを信じてAMZNオプション狂になるのが一番いいのかもしれないですね。

もちろん、ちょっと上がりすぎたかな?と思う場合なんかは、プットを買うようにすれば、調節的な株価の下がりからでも利益を出せるわけです(そんな都合よく上手い取引はなかなかできませんが、理論上は)。


ま、今回の25倍アップも千載一遇の機会ではなく、AMZNなら普通にいつでもあるレベルのものなので、じっくり機を伺おうかと思います。


まずはやっぱり、LFINという渦中の疑惑企業との戦いを終えるのが先決かな、って感じですね(まぁ、戦うもなにも、何もできないので待ってるだけなんですけど)。

あと他の2銘柄も、しっかり決断を下さねばいけません。


保有銘柄にちゃんとケリをつけて、その後じっくりAMZNとかGOOGLとかTSLAとか、それこそNFLXとか、大型株のオプションにいくのが楽しそうかな、って気がしています。


ともかくまずはLFIN!!

マジで頼みますよ当局の皆さん、LFINの取引再開を!!!

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