2018年4月21日土曜日

奇跡は―起きなかった――…残念ながら100万円チケットは不発で終了!


うーん、大変残念でした!

先週からずっと触れてきた、今週いっぱいで満期を迎えてしまう仮想通貨関連企業・LFINのオプションですが、状況としては先日まとめた通り、取引停止中のLFINが取引再開してさえくれれば(再開時の株価にもよりますが、ほぼ間違いなく)100万円以上ゲット、逆に再開せずで今週を終えてしまうと、得られるものは何もなし・・・

そして、昨日Form 8-Kが提出されたこともありちょっと期待していたんですが、残念ながら最後まで取引再開はならず、希望も、得られたはずの利益も、全ては泡沫となりはじけてお星様になってしまいました・・・。


・・しかし!「得られるものは何もなし」と言ったがな、それは嘘だ!!

この2週間とても楽しかったし、めったにできない・多分誰もしたことのない経験ができた、その貴重な経験こそ、何事にも変えがたい最高の宝物・・・どんなものよりも人を成長させるプライスレスな体験と考えたら、これはもう100万円以上のものが得られたと言えるのではないでしょうか?!



・・・言えるかっ!!


ま、実際は100万円は「得られたはずが得られなくなった」という単なる含み益以下のものであり、実際の損失は、オプションの購入費・5100ドルすなわち50万円ぐらいなんですけどね。

・・んま、50万なら、今回の沢山の面白いネタゲットと経験値アップとから考えれば、まあ、トントン・・?と言えなくもないかもしれませんわね。



・・・言えんわっ!!



まぁでもそういうお約束のネタはともかく、割と本当にこれは仕方ないですね。


とても残念ではありますが、勝負をした上での結果ですから、後悔なんかは全くない、自分の身を切って勝負をした人にしか味わえないであろう、ある種の清々しさがあります。


オプション取引ならよくあるよくある、また、今度は別のオプション取引でガツンと行きましょうや、って感じですね。


取引停止という想定外のことが起こりましたが、これでそういうことが起こり得るというのを学べたこと、そして、それさえなければ結構な利益をつかめていたので、戦略として決して間違っていたわけではなかったこと等は、本当に強がりではなく、収穫でしょう。



まぁ、LFINは、どうせ来週すぐに取引再開して、本当に本日満期のプットを持っていた人だけをピンポイントで悶絶させにかかってくるんだろうなぁ、って予感しかしませんが、そういう「わずか1日の違いが運命を分ける」なんてのはオプション取引の醍醐味ですからね。


次は良い方向にギリギリの運命を掴み取ってみせます・・・その意気を忘れない人こそが、真のトレーダーと言えることでしょう(自分で言ってりゃ世話ねえや、って話なのが玉に瑕ですが)。



せっかくなので、無駄に終わりましたが、何枚か撮っておいた画像だけ記念に残しておきましょうか。


寄り付き後、取引は再開せずで、とうとう所々歯抜けの、やる気のない感じのオプション板です・・・

9:35時点のLFINオプション板

当然無駄とは知れど、注文は出しておきました。

注文チケット

最初両建てで売ろうかと思ったんですが、仮に万一取引が再開してもコールは紙くず化するはずですし、売りにくくなるだけなのでプット単騎の売りです。

取引さえ始まれば10ドル以上で売れるのは99.99%確定なので、10ドルでの指値売りですね。

9:40時点のLFINオプション板
 
注文中の黄色い三角形が出たのに、Askには値段が入らず・・・


あぁとても悲しい・・・



結局そのまま引けを迎えてしまいました。

引け時点のLFINオプション板

なお、出していた注文は「本日限り有効」のものだったので、引けを迎えた時点で、万が一億が一、時間後に取引が再開されてオプションの売却も受け付けられるかもと思って、「成行売り」かつ「自分でキャンセルするまで有効 (GTC; Good 'Til Canceled)」の注文に変更しようとしたのですが・・・

注文チケット

オレンジ色で、「オプションは失効しました」 (Option has expired) の悲しいメッセージとともに、注文送信はグレーアウトで不可能な状態に・・・


これにはさすがの私も思わずホロリ・・・とは別にしませんでしたが、これをもって紙くず化が確定ですね。


残念でしたが、この経験を忘れないように、今後に活かしていきましょう!

また、再建しましょう!!



さて、本日は他にも2銘柄が満期を迎えたのですが、まず、途中1日で2倍とかの結構な利益を出せたのに欲張ってしまった結果アウツとなってしまった米国小型株ベア3倍ETFのTZA、こちらも当然注文を朝一で出しておきました。


注文チケットはもうめんどいから撮りませんでしたが、当然、こんな紙くず同士の注文は非常に通りづらいものですから、まとめ売りはせず、それぞれを成行売りで別々に売り注文を出してあります。

9:33時点のTZAオプション板

まぁ、株価も結局微妙な所を行ったり来たりで、コールもプットもディープアウトなので約定しないでしょうね、と思っていたら!


引け時点のTZAオプション板
 
約定の瞬間は見逃したんですが、引けの7分ぐらい前に(もう絶対行使価格12ドルなんて届かない状況だったのに、なぜ?) 、コールだけ最低価格で約定していたようです。




1枚1円(0.01ドル)で20枚、手数料差し引き、900円ぐらい(8.16ドル・・・今の為替で878円ですか)戻ってきた感じですね。

878円・・・あと7分で99.9999%ゴミとなる紙くずが878円で売れた、やったぜ!!


あんまり嬉しくねぇ~!!



・・・ ま、今回の一連のTZA取引も、完全に反省材料ですね。


欲張ってはいけない!


欲張って引っ張って、たまに上手く行くことも当然あるけど、上手くいかないことの方が確実に圧倒的に多いのだから、考える脳を持っているのなら、ある程度の所で粘らず区切りをつけるのが重要だと分かるはず・・・もう「何度目か?」の経験です。


実際に取引の場中にいるとどうしても「そんなの結果論!上がるかもしれないってば!! 」としか思えないのですが、今回の反省を深く胸に刻もうと思います。


なお、もう一つのPTIは、残念ながら注文は1枚も通らず、全て紙くず化しました。

引け時点のPTIオプション板

こちらも、初動後の判断ミスですね。

LFINの取引には悔いはないですし、TZAも、正直自分なりに上がると思って粘ったから、下手な取引とは自覚しつつもそんなに後悔はないですが、このPTIは、振り返ってこれはダメな取引だったな、って感じです。


「すぐに、または確実にその企業が現金をゲットできる」系のニュース(例:買収が決定、または新薬が承認され、上市が決定など)ではなく、「将来につながる」系のニュース(例:今回の、ブレイクスルー・セラピーの認定等、まだこの先実際どうなるかは全く分からないニュース)で大きく上がっているバイオなんかは、一瞬盛り上がっても、その後の上がりに賭けてはいけないのは絶対でした。


これは大ミス、今後は気をつけたいですね。

(まぁ、ミスと判断して、その後まだ十分な金額が戻ってくるレベルで損切りできる場面は何度もあったので、それをできなかったのもまた反省でしょうね)



あ、最後に、既に昨日閉じたのでもう関係ないのですが、MDXG、本日は株価がアップ、プットを売らずに持ち越していたらアウトオブザマネー転落で(最終的に株価と行使価格が同じ、アットザマネーに落ち着いたみたいですが)、完璧紙くず化・・・

引け時点のMDXGオプション板

昨日、よく分からないタイミングで売って「失敗したな」と思ってたんですが、結局粘らずに程々の所で手を打っておいて大正解だったということで、またしても「絶対粘ったらアカンことの方が多いんだから、いたずらに粘るのはやめよう」の例ですね。



・・・ということで、「運命の週」と位置づけた今週、100万円以上が戻ってくるかと思いきや、フタを開けてビックリ、まさかの収益800円ちょいでした!

(あ、そうか、一応昨日MDXGを6万円ぐらいで売れていたので、さすがに小学生のお小遣いレベルではなかっただけマシですが、それでもガッカリなレベルに変わりはありません・・・)


ま、そんな時もある、次がんばりましょう、ですね。



ところで、その他の注目銘柄としては、現地時間金曜日寄り付き前に決算を報告したGEは、無事株価アップ!!


これは嬉しいですね。


また別記事で、決算企業のオプション価格推移がどんな感じだったか、振り返ってみようと思います。


最後に、ここ連日、コールオプションがあり得ないぐらいのバカ上げを見せていたAMZNですが、本日は小休止・・・

引け時点のAMZNオプション板

満期当日勝負で、昨日どりゃーっとコールにエントリーしていたら、爆散霧消でした。

(ただし、逆に「ま、ちょっと上がりすぎてるし、少し戻すでしょう」とか考えてプットにエントリーしていれば、またまた+200%超もゲットできていました。机上の空論・皮算用以外の何物でもないですが)


いやぁ~、しかし私はやっぱり、次はまたAMZNに行ってみたいですね。

まぁAMZNじゃなくてNVDAかGOOGLかNFLXか、他の銘柄かもしれませんが、それなりに大型銘柄の堅い動きに賭けてみるのもいいかな、と思っています(決して粘らず!)。


気を取り直して、今度こそはいい形の取引をしていきたいものです。

来週こそは良い週にしていけるようがんばります!!

2 件のコメント:

  1. ウコンコウ水兵様

     ご愁傷様でございます。
    50万円が紙くずになるオプション買いを常習しているウコンコウさんの胆力がすごいですね。

     一般にオプション買いは勝率が低い代わりにリターンが大きいとされていますがウコンコウさんは結構勝率が高そうに見えます。


     普段は貴金属オプションの売方をやっている私もなんかこう熱い気持ちになってきてですね、シルバーのOTMを買ってITMになるときの差益が取れないもんかと検討する始末です。

     問題は満期の選択なんですが安価だけどタイムディケイが強烈な1週間物をパチンコ感覚で繰り返し購入するか、高価だけどタイムディケイが穏やかな半年物を買ったほうが良いのか。

     結局は自分で決断するしかないのですがアドバイスなぞございましたらお願いいたします。

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    1. Mike.Tさん、またまたコメントありがとうございます。

      いやぁ~、残念でした。紙一重だったと思うんですけどねぇ~。

      多分来週には取引が再開されて、株価大暴落からのプットオプション超アップで、キィーッ、悔しいーっとなるのが目に浮かぶようです。


      胆力というか、取引は本当に完全にゲームの数字感覚でしか見ていないので(ちょうど、ドルで表記されて円換算より1/100ぐらい小さい数字になるのも、ゲームのスコアみたいに思えるポイントです)、ネガティブな方で引きずることがほとんどないのは、個人的にはとてもいいと思っていますが、しかしよく考えると、実際良いとは言い切れない、危うさみたいなものもあるかもしれないですね。


      勝率は、最近失敗ばかりですこぶる悪いですが、巷で言われる程には、オプション買いの勝率は低くない印象です。

      私自身も、粘った挙句の大敗を繰り返していますが、+10%とか+20%とかの、OP買いでいうと小さめの利益で速やかに閉じることを心がけてさえいれば、相当高い勝率を誇っているように思います。

      (まぁ、それができていない時点で、何が高い勝率だよという話で、机上の空論でしかないんですけどね)


      どのぐらいの長さの満期ものを選択すべきか、は、やっぱり唯一の答はない、永遠の命題ですね。

      当然私自身答は見出せていませんが、貴金属ですと個別株のようなデタラメな動きは少ないでしょうし(本当に全く知らないのでそうでもないのかもしれませんが)、そうであれば、タイムディケイに打ち勝って期待する方に大きく動いてくれる可能性もやや小さそうに思うので、ある程度、せめて1-2ヶ月程度の時間的余裕を見て、大まかな傾向を読んだ上でその傾向通りの動きになってくれることを期待するのが良さそうかな、っていう気がしますね。

      どこかで見た情報では、大体2週間を切ったら時間価値の減衰が突然極めて大きくなるということなので、買い取引は2週間以上ある満期のもので行うのが原則、などとありましたが、ギャンブルにならないためにはそれが正しいと言える気もします。


      ですがやっぱりどのぐらいがいいかは各人のスタイルにも依りますし、原則的なものは当てはまらないことが多い、っていうのがより正しいようにも感じますねぇ。


      売り取引を繰り返して、どうも思うような利益が出ない、今ひとつパッとせず損失が目立つ、といった状況が続くのであれば、それは裏を返せば買い方が勝っているということですから、同じスタイルで買いに切り替えてみる、というのが一番自分に合った方法なのかもしれないですね。


      いい利益を掴み取れるよう、お互い頑張っていきましょう!

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