現地時間13日火曜日のこの日、これを書いているお昼頃時点では、米国市場は全体的に昨日の上がりから小休止、若干下げている感じですね。
まだ分かりませんが、多分、今日も市場が大きく下がりそうな気配はないため、保有する満期間近のギリギリプットオプションは、ポジションを閉じずに粘ってしまうと思います。
例によって、私のポジションが現在どんな窮地にあるかを振り返ってみましょう。
こちらまたお昼過ぎの保有銘柄・仮想通貨関連のKODK、米国小型株3倍ETFのTNA、数年来中期低迷中+悪ガイダンス発表のバイオ企業TEVAのオプション板です。
12:30時点のKODKオプション板 |
12:30時点のTNAオプション板 |
12:30時点のTEVAオプション板 |
どの銘柄も株価を下げてくれて、昨日比では私のプットポジションの評価額は上がっていますが、大した株価の下がりでもないので、プットの値段は大して上がってくれていません。
ここから先、満期までの時間は本当に残り少なくなりますから、オプションの値段を決める最大要素である「時間価値」は、ゴリゴリ削られていきます。
株価がグダグダと横ばいを続けるだけでアウツ、さらに、ここから株価がちょっとでも上がりを見せようものなら、もう完璧やばたんです。
ハッキリ言って、背水の陣です。
なぜ私はこんなギリギリの戦いをしているのか・・・
それは、そっちの方がネタ的に盛り上がるから!!
・・・というのは自分の下した決定を外的要因に押し付けるだけの責任転嫁でしかないんですけどね。
実際は、満期ギリギリの方が、株価の変動に伴いオプション価格の変動率も凄まじくなるから、ってのが最大の理由です。
(真の最大の理由は、決心が付かず決断をズルズル先延ばしにしてるだけ、かもしれませんが)
外れたら本当に一発アウトですが、当たったら、つまりプット買いポジを持っている今の場合、対象の株価が下がってくれたらですが、尋常じゃない利益をたたき出すことが可能です。
よって、あえて待つ!
その決心へと向かえる理由の1つとしましては、一応私のポジションはインザマネーなので、仮に株価が横ばいであっても若干上がってしまっても、一応紙くず化にはならずある程度の価値は保証されているから、というものがあります。
似たような話は何度も出していますし今さら説明するまでもありませんが、インザマネーというのは、現時点で実際に価値を持つ(「本質的価値」を持つと言われますが、用語はどうでもいいでしょう)もの、すなわち、プットオプションであれば、
「今80円のものを、100円で売る権利」
という形になっているものだということですね。
「今80円のものを、100円で売る権利」というのは、誰がどう考えても、20円の価値が存在します。
さらに、オプションというのは「将来の株価」をやり取りするものですから、例えば来月にはその「今80円のもの」は70円ぐらいになっているかもしれないので、人によってはその権利を「25円出してでも買いたい」人がいるかもしれません。
その、本質的価値20円との差である5円が、「時間価値」と呼ばれる、オプションの付加価値というわけですね。
まぁ唐突にオプションに関する今さらな基本説明でしたが、私の保有するプットは、
「今株価5.60ドルのKODKを、7.50ドルで売る権利」
「今株価62.72ドルのTNAを、65ドルで売る権利」
「今株価18.57ドルのTEVAを、20ドルで売る権利」
なので、このまま株価が完全に横ばいを続けても、 KODKプットは1株あたり1.9ドル、TNAプットは2.28ドル、TEVAプットは1.43ドル程度で、ほぼ確実に売却できるってことですね。
言うまでもなく、本当にここから株価が全く変わらなかったとしても、満期まで残り3日ある今の方が時間価値が多く残っているので、明日・・明後日・・・と日が経ってから売るよりも、若干高く売りつけることが可能です。
とにかく時間価値が少しでも多く残っている内に売った方がいいのは間違いなし、オプション買いポジションで「粘ってはいけない」というのは鉄則だということですね。
・・が、まぁ正直、ここまで来ると時間価値は微々たるもので、明日以降の値動きの方が遥かに重要だともいえるわけです。
明日以降のさらなる暴落(からのプット爆上げ)に期待して、無駄に引っ張ってしまっている哀れな強欲モンスターがこの私だということです。
ま、一応、上で書いた通り、保有プットはインザマネーなので、多少ゆとりをもって粘ることができるというわけですね。
・・・まぁ、実はKODKは、アウトオブザマネーのコール(=今株価5.60ドルのKODKを、7.50ドルで買う権利)とプット(=今株価5.60ドルのKODKを、5.00ドルで売る権利)も持ってるんですけどね。
これらはもう捨てポジです。最早紙くずも同然なので、無視します。
なお、アウトオブザマネーのオプションは、粘るのにさらに勇気が必要です。
「今80円のものを、50円で売る権利」なんて、そんなの誰も欲しくないですよね。
そんな権利は全く無価値、紙くず同然です。
しかし、ひょっとすると、「今は80円だが、来月には40円ぐらいになってるかもしれない」と予想する人がいて、その権利を1円とか5円とかで買ってくれる人がいるかもしれません。
そういう、「今現在、本質的な価値はないけれど、将来への期待という時間価値だけで値が付いている」のがアウトオブザマネーのオプションです。
言うまでもなく、満期があまりにも近すぎるもの、例えば「今80円のものを、50円で売る権利。3日後まで有効」であれば、誰も見向きもしないことでしょう。
まさにその状況なのが、私の持つアウトオブザマネーのコールとプットですね(プットは、かろうじてまだ値が付いていますが)。
なおちなみに、今その権利を1円で買って、翌日その80円のものが例えば一気に40円に大暴落したとしたら、この権利は一気にインザマネーに突入、本質的価値だけで10円あることになるので、1円で買ったものが10円以上に、10倍以上に化けます。
ただそんなことは通常起こらないので、払った1円は紙くず化することでしょう。
アウトオブザマネーのオプション買いは、当たればめちゃくちゃでかいけれど負けることが多いというのは、こういった理由ですね。
(逆に、売りであれば、よっぽどのことがなければ負けることがない(ただし、外れた時はやばい)というのも、想像に難くないかと思います。)
最早ポジションをただ放置しているだけなので話題がなく、無意味にオプションの説明なんぞをしてしまいましたが、気付いたら午後4時を迎え、取引が終了していました。
結局、また無駄に1日を捨てる形で、無意味に粘ってしまいました。
結果、KODKは前日比微妙に下がったとはいえ、日中は横ばい~微アップ、TNAは終わってみれば前日比アップ(やばい)、TEVAだけはそれなりに下がってくれたということで、TEVA・・君だけが私の友達だ・・・という状況になってきました。
Nasdaqのチャートより |
引け時点のKODKオプション板 |
Nasdaqのチャートより |
引け時点のTNAオプション板 |
Nasdaqのチャートより |
引け時点のTEVAオプション板 |
いやぁ~、そろそろ本っ当に考えなきゃいけませんね。
インザマネーであっても非常に危険なことには変わりないですし、多少潜在リターンが小さくなろうとも、こんな満期ギリギリのオプションからはさっさと手を引いて、より先の満期のを買い直すだけで安心感が全く違うので、きっとそうすべきなのでしょう。
まぁ、失敗してもそれはそれで記録として残す価値のあるものではないかと思うので、思うようにやってみましょう。
勝負は明日へ持ち越し・・明日こそは、何らかのアクションを取りたいものです・・・!
(=恐らく私がアクションを取るのは、大きく利が増した時だけなので)
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