2018年2月17日土曜日

追いつかない程度の反撃…も既に手遅れ、大損確定!-100%も(複数)あるよ!


グダグダ引っ張ってしまった挙句、ついに満期当日を迎えてしまったショートポジションを抱え中の仮想通貨関連銘柄・KODKと、米国小型株3倍ETF・TNAです。


現地時間昨日木曜日の引け間際、KODKはあり得ないレベルの株価急騰を見せ、「これは終わった・・・わがポジションに一片の悔いあり!」などと思っていたのですが、幸い金曜日のこの日は、また結構落ちて始まっていました。


実にラッキーです。

9:35時点のKODKオプション板

正直、絶対上がり続けると思ってました。

むしろノーポジだったら、続伸にかけてコール全力買いに特攻してたレベルだったかもしれません。

何となくの予想なんて、本当に当たらないものですね。


ともかく現時点では、昨日暴発でコールが売却されてしまったのは、あの時は大失態だと思っていたのですが、むしろ良かったといえるのかもしれません(もしも暴発無しに昨日の上がりを見ていても、絶対に「明日も上がる・・!あえて待つ!!」と粘っていたので)。

例のコール(行使価格7.5ドル)は結局また紙くず化してますからね。



さて、命拾いしたインザマネーのプットは、どうしたものか・・・。

いい加減また突然の株価アップを見せる前に、ポジション清算しておくべきかもしれませんが、昨日最後にあった謎の上がりのように、謎の急下がりがこの先あるかもしれない・・・。

ま、どうせもう大した額でもなく一度は負けたようなものだ、ここまで粘ったならさらなる下がりに賭けて待とうじゃないか、という、意味不明の胆力を見せ、今しばらく粘って様子見することとしました。


まぁ上手くいけば「胆力がある」、失敗すれば「決断できない愚図」ってことで、何事も紙一重なのかもしれません。



さて、KODKの下がりを待っている間、もう1つのプット保有ポジション、TNAを見てみました。

9:35時点のTNAオプション板

また株価アップ・・・


あ、もう大丈夫っス・・・と思いきや、ことここに至って、現在の株価70ドル間近・行使価格は65ドルというディープアウトオブザマネープットという悲惨な状況であるにもかかわらず、まだBidに値段が入ってるじゃないですか!


そう、3倍ETFは、来る時は突然来るので、最後の最後まで分からない・・・ひょっとしたら今日中に株価65ドル以下になることもあるかもしれない!

・・ってことで、これも待ちましょう。


・・・と思ったんですが、さすがにあり得ないですね。

そんなことは絶対ないから、値段がついている今の内にBidにぶつけてごく小額の小銭を取り返しておくべきか・・・


結局、折衷案で、また中途半端に、「Bidにはぶつけないけれど、約定するかもしれない価格」での売り注文を出してみました。

Askは無意味に0.74ドルと高いですからね、Bidに程近い、0.10ドルなら、ひょっとすると約定するかもしれません。

注文チケット

はい注文ぽちっとな!


注文送信後のTNAオプション板
 
・・ダメですね、約定しません。

まぁ、私はこのプットを10枚しか持っていないので、0.10ドルで売れたところで、合計100ドルから手数料差し引き90ドルぐらいしか戻ってきませんから、まいっか、って感じですかね。

0.05ドルにぶつけたら、約定価格50ドルから手数料差し引き40ドルぐらい・・・数回分の手数料にはなりますけど、たかがその程度ですし、万が一のTNA急落に備えてこのまま紙くず化覚悟の注文放置でもいいかな、と思えるレベルです。

(ちなみに、もう画像も撮りませんでしたが、TNAはその後株価70ドルも余裕で超え、Bidは0.01に下がってしまいました。今Bidにぶつけても、手数料を払ったら手元に0.1ドルも残らないレベルなので、もう手遅れですね。
40ドルでも取り戻しておけばよかったな、と思っても、もう後の祭りでしょう)



さて、TNAはもうどうでもいいので、KODKです。


あの後ずっと株価は6.6ドルオーバーで、あかんなぁ・・と思ってたんですが、開始から30分、午前10時頃、また少し下がってきてくれました。


10:00時点のKODKオプション板

・・ま、ずっと相場にかじりついているわけにもいかないので、とりあえず注文だけ出しておきましょうか。


現在Bid 0.90のAsk 0.95ですが、私はこのプットを100枚=1万株分持っていますから、1.00ドルで売れれば1万ドル戻ってくることになるので、やはり大台の1.00ドルでの売りを目指したい所です。


相変わらず無駄に欲張っていますが、Askより高いので今の所は完全に無意味な注文、1.00ドルでの100枚売りを出しておきます。


注文チケット


さて、それから10分経ちました。

おぅKODKさんよ、どこまで下がってくれたんや?!


10:10時点のKODKオプション板

・・あかーん!!

あっさり株価反発アップ!


もはや1.00ドルで売るどころか、先ほど確定で売れた0.90ドルを通り越して、0.85ドルでも売れませーん!!


ダメですねぇ・・・。



・・と、また数分後・・・


10:17時点のKODKオプション板

あががが・・・

上がりまくりぃ!!

株価7ドルいってしまうぅ~!!



・・・クリプト界にまします我らが神よ・・・仮想通貨界の面汚し・コダックに裁きの雷をお与えください・・・アーメン・・・


と、ついに禁断の神頼みにまで手を染めてしまう始末・・しかも株価の下落を望む下劣さ・・・人間、どんなに堕ちてしまっても、こうはなりたくないものです。

 

しかし、しょうもない祈りの響きが天に届いたのか、 午前11時を前に、またしてもKODKは下がってきています!


10:57時点のKODKオプション板

いつの間にやら私の注文がAskに、これはいけるか?!


・・と期待したものの、結局それ以上は下がらず、Bid 0.95で、約定価格0.96ドルでの取引成立の瞬間を目にしたりはしたものの、私の注文はギリギリかすらず!!



気が付けばお昼も過ぎ、また株価6.6ドル以上で安定してしまっています・・・。


12:30時点のKODKオプション板

ダメですねぇ。

ともかくもう泣いても笑っても残り3時間程度で片をつけないといけませんので、そろそろ覚悟のタイミングかもしれません。


次下がることがあれば、もう欲張らずに、注文を修正してでも約定させてしまいましょうか。


いずれにせよもう時間価値はほぼゼロ、プットがいくらで売れるかはその時の株価次第になってますから、最早売りに慌てる意味もなく、ただただ株価の下がりを祈る他ない感じですね。




さてちょっと時間が経ち午後1時半、ずっと6.7ドル台を推移していた株価が、6.60ドルに下がってきました。

13:30時点のKODKオプション板

6.60ドルか・・・ちょっと下げ圧もある感じだし、今なら保有プットは0.90ドルで注文出せば売れそうだなぁ・・・。


どうしよっかなぁ・・・。



・・・と悩んでいたら時間は過ぎ、株価6.5ドル台を推移していたこともありBid 0.90のAsk 0.95、今なら0.90ドルでの売却も可能な感じですが、その買い注文はたった1枚しか入っていませんし、株価もまた6.60ドルに戻ってきてしまっています。


13:48時点のKODKオプション板

な~んだかなぁ、と、結局ここまで来て決心がつかず・・・。

これを書いている今現在、なおも粘り待ちしている感じです。


NY市場は連休前ってことで、ガガガッと下がってくれないかなぁ、などと淡い期待を・・・。




さて、残り1時間をきりました。


15:02時点のKODKオプション板


うーん、株価は微妙~に下がれど、やはりこの程度か!


そろそろ本当に動かねばいけません。


・・しかし、もう1つの保有するアウトオブザマネーの行使価格5ドルプット、私は昨日から成行売り注文を出しているのに約定しないんですけど、今日の出来高は54枚とかなっていますね。


ちなみに私のポジションからは1枚も売れていません。


いや、昨日から注文出してるんですけど!!・・・と思いましたが、これは多分、私が昨日「Calendar」という形の注文チケットでTEVAプットを売ったように、この取引を成立させた人は多分単純にこのプットだけを買ったわけではなく、何らかの組み合わせ型チケットで、まとめて取引を行ったのでしょう。

オプション取引はチケットごとに行われるので、私の「本日満期のディープアウトオブザマネープット、いくらでもいいから100枚買っちくりぃ~」というだけのチケットは見向きもされず、他の「魅力的な商品とセットで買ってくれ」というもので取引が成立していた、恐らくはそういうことでしょう。


まぁこれはもうどうでもいいでしょう。


ともかく行使価格7.5ドルプットです。

売った途端にガラガラっと株価が崩れても、もうそれはそれ、これ以上粘るのはさすがに危なすぎるので、いい加減決断を下すべきですね(昨日みたいな、いきなりの株価急騰の可能性もありますし)。


現在の株価は6.581ドル、これを「7.5ドルで売る権利」である行使価格7.5ドルプットは、本質的価値が0.919ドルがあるので、0.919ドル未満でなら理論上確実に売れるはずです。

しかしKODKオプションは0.05ドルが最低入札単位ですから、0.95がAskで動きがない現状、0.90ドルでの売り注文を出す他ありません。


Bidは0.90ドルなので、今0.90ドルでの売り注文を出せば、確実に約定しますね。

Bidには23枚しか入ってませんが、多分、100枚全て約定することでしょう。


0.95ドルなら9500ドル、0.90ドルなら9000ドル返ってくるわけですが、さすがにもう粘ってはいけませんね。

ぶつけましょう、9000ドル(マイナス手数料)よ、返って来い!


・・・と思ったんですけど、注文修正ボタンを押そうとしたその時、直近取引価格(Last)が0.95になったのを目にしたので、また欲目が出て、とりあえず0.95ドルでの売り注文にして様子を見ることにしました。


1段階違うだけで、戻ってくるのが500ドルも変わりますからね、仕方ないですね。

注文チケット

注文修正後のオプション板

・・・と思ったら、注文修正にぐずぐずしている間に、株価が6.60ドルに上がってしまった!!

うーん、マジでもういい加減いっかな・・・ これ以上粘ってもいいことはなさそうですし、一度約定するともう注文の変更はできなくなるので(再度手数料がかかってしまう)、中途半端に1枚だけ0.95ドルで約定とかして身動きが取れなくなっても最悪ですしね。


変更しましょう、Bid 0.90ドルへ売り注文をぶつけます!


15:15時点のKODKオプション板

当然、即約定しました。

ようやく、行使価格7.5ドルプットから、買いポジを示す緑色の三角形がいなくなりました。


ちなみに、入札単位は0.05ドル刻みですが、約定は0.01ドル単位で行われることがあります。

実際先ほどの注文修正後の画像の直近取引価格(Last )は、0.93ドルとなっています。


これは、組み合わせ注文の時などでよくあるわけですが、そうじゃなくても、例えば0.90ドルでの指値売り注文の場合、相手が成行買いをしたような場合、CBOE(取引所)が気を利かせて、幅のある注文価格が原因で過度に一方の側だけに有利にならないように、その時の株価を鑑みて、指値以上の売値で取引を成立させてくれることもあるようです(経験済み)。


よって、今回は、少しでもその可能性を高くすべく、株価が6.575ドルに下がった瞬間に注文を送信しました。


CBOEさん、気を利かせて、せめて本質的価値に少しでも近い0.92ドルとかで取引成立させてくれ!頼んだよ!!


・・と願っての、誠にセコい小賢しい注文を投げたわけですが、確認したら、100枚全て、指値額通りの0.90ドルでの取引成立でした。


がっくりです、見損ないましたよCBOEさん・・・。


でもまぁとにかく、これで無事ポジションの清算は終わりました。


最後まで何だかイマイチでしたが、見方を変えると、昨日のKODK急騰で、正直もう終わりかと思っていた・・実際、今日9000ドルで売れたあのプットが完全に紙くず化する可能性も十分あった・・というのに、むしろ天のお助け下落が来てくれて、感謝すべき状況なのかもしれませんね。




なお、まだゴミのようなポジションは残っているわけですが、当然のごとく、KODK行使価格5ドルプットは全て紙くず化、このプットへの投入資金は-100%です。
 
もちろん、TNAも、最早触れるまでもなく、全て紙くず化して引けを迎えました。投入資金は、こちらも-100%達成です!



以上、一連の3銘柄の損益が確定したので、見ておくとしましょう。


KODK合計投入資金3万8476.04ドル→合計獲得資金2万3431.73ドル・・・15044.31ドル-39.10%)の損失確定!


引け時点のKODKオプション板


TNA:合計投入資金5010.17ドル→獲得資金0ドル・・・-5010.17ドル-100%)の損失確定!



引け時点のTNAオプション板


TEVA:正味投入資金4483.57ドル→現在の評価額412.5ドル・・・ー4070.57ドル-90.80%)の含み損中(再投入資金は僅少)



あ、TEVAは、昨日プットを買ったので、まだ確定はしていませんね。

本日は、あっさり株価が上がっています。


引け時点のTEVAオプション板

・・まぁ、まぁ、来週ですよ。見ててください、TEVAは必ず下がりますんで。
・・多分。・・・恐らく。・・・・ひょっとしたら。




というわけで、一連の取引はまさに大損、大負けとなってしまいました。


まぁ、負けた時に言うのも何かカッコ悪いんですけど、勝った時に言っても嫌味なんで今言いますけど、負けることって絶対必要だと思うんですよね。


特に、自分の努力次第で全てがどうにかなるわけではない株式市場みたいな所、不確定な要素が絡む舞台においては、100%連戦連勝は絶対にできませんから、どこかで負けておくことも絶対不可欠なことだと思うんです。


もちろん、「負けた方がいい」なんてことは言いませんよ。

どんな綺麗事を言っても、勝つ方が楽しいし、勝った方がいいのは当たり前です。


だけど、多分ですけど、少なくとも市場平均より大きく勝とうと思ったら、絶対に、負けるのも厭わない覚悟を持って戦いに挑み、実際時々結構な大きさで負けなければいけないんじゃないかと思います。



多分、「絶対負けない人」は、「絶対勝たない人」と同義だと思うんです。


絶対に負けない唯一の必勝法は、勝負しないことなんです。


そういった、それなりのリスクをかけた勝負を避ける人は、多分市場で大きく勝つことはないんじゃないかな、と思います。


もちろん、どちらがいいとかそういうことは言っていませんよ。

それは本当に性格次第で、そこに優劣はありません。


極めて負けの確率が小さい安全取引で、こつこつと積み立てることで、長い目で見て大きな利益を得る人も沢山いるでしょうし、むしろそういう方こそが一番優秀であるようにも思います。


でも、そういう取引では、市場平均に対して大きく勝つことは絶対にできませんから、私はそういった安全取引には手を出しません。


何度でも繰り返しますが、「私は(私の性格に照らし合わせて)絶対にやらない 」と言っているだけで、そういう取引手法が間違っているとか劣っているとかは、本当に一切全く思いません。


市場取引には唯一の正解なんてない、それぞれの人に合ったそれぞれの人にとってのベストな取引があるだけだ、それに尽きると思います。



そんなわけで、今回は大きく負けたわけですが、強がりでもなんでもなく、全く何とも思わないまではないにしろ、割とこの負けに対しては何とも思っていないのが正直な所です。


いくら負けようとも、借金を負う取引はしていないので、

「**ドルも負けおったか!やっちまったのぅ。まぁしゃあない。次がんばろうな」

と、私の背後霊がそう語りかけてくれます。


私のスタイル的に、負けることも必要不可欠な要素なので、決して逃れられない税金みたいなものだということですね。

将来に向けて少しでもその負け幅を小さくすべく得られるものがあれば、その負けもまた次に活きてくる、という話です。



そして全く同じ理屈で、資金が2倍、3倍に勝ったとしても、全く何も思わないまではないにしろ、割と本当に何とも思いません。


実際こないだGEのプット買いではリターン2倍を超えましたが、 本当に全く「やった!」という感情はなかったです。


以前の記事でも書きましたが、こういう考え方は、このスタイルの投資ではやっぱり重要じゃないかな、と個人的には思いますねぇ。



・・と、無駄にあまりにも長くなりました。


最後のまとめとして、 「次に活かせることは何か」を振り返っておこうと思います。


今回得た教訓は、やはり、「粘ってはいけない・欲張ってはいけない」の一言に尽きますね。


何度も言いますけど、実際ポジションを建てた後、割と大きく含み益になる状況はあったんです。

無駄に欲張って引っ張りすぎた結果がこのざまだということは、大いに反省せねばいけません。


・・まぁ、そう思って速やかに利確すると、今度は「あんなに早く売らない方が良かった・・・」ってなるのがオチなんですけどね。

素人の浅い考えが通用するほど、市場は甘くない、というのが恐らく真理でしょう。


でも私はやっぱり、欲張りさえしなければ、タイミングを見て入ることで、極めて高い確率で、かつ、十分な利益率で勝つことは可能だと思っています。


まぁ、私の性格的に、「欲張らないこと」は「いいタイミングで入って勝つこと」よりも遥かに難しいんですけどね。

程々で手を引くことができるなら、そもそもオプション取引なんかに手を出していないとも言えますし。


まぁ、「何が高い確率で勝てる、だよ、勝ってから言えよ」という感じかもしれませんね。

一応、これまで触れてきた全銘柄で、少なくとも一時的には全てそれなりに大きな利益を出しているので完全なる寝言ではないと思いますが、まぁそれも偶然の域を出ない話でしかないのももっともです。



ということで、今後は「欲張らない」をキーワードに、勝てる取引をお見せしましょう。


実を言うと、今回はオプション取引の恐さを示すために、わざと皆様方に失敗をお見せしておいた、という面があったのでした。


次からは・・いいんですか?見せちゃいますよ??本気。



・・まぁそんなのは冗談ですが、どうなるかは分かりませんけど、上手いことやっていければと思います。



そういえば今回のダメだった点は、全てショートポジションだった、ってのもありますね。


我流投資の要としてあげていた通り、ショート型のポジションもあればトレンド銘柄のロング型のポジションも持っておく、という方が恐らく良いでしょう。


でもまぁ、そこにも何の理論も根拠もありませんし、あまり独りよがりなこだわりに拘泥するのも良くない、臨機応変に柔軟なのが一番だ、とも思うんですけどね。


ともかく、報告中のポジションは(TEVAがごくわずか残ってますが)一旦清算しましたし、また気持ちを新たに、いい対象を見つけてがんばっていこうと思っております。

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