バフェットさんさぁ・・・。
タイミング悪すぎぃ!
恐らく既に多くの方がご存知の通り、昨日、現地時間水曜日の引け直後に開示された情報、「バークシャーがTEVAの株を1888万株新規取得」というニュースを受け、TEVAの株価が大きくアップしていました。
参考:ウォーレン・バフェットのバークシャー・ハサウェイが、アップル、TEVA株を追加、IBMはカット(Market Watchより)
それを受けて時間後取引では10%程度株価が上がっていたわけですが、個人的には正直、みんなそんなのに踊らされて大丈夫なの?・・・としか思えませんね。
参考リンクにある通り、バークシャーはTEVA株を昨日今日購入したわけじゃなく、昨年の第4四半期中、すなわちもうずーっと前に買っていたわけです。
購入自体はもうかなり前のこと、特に昨年第4四半期はTEVA株が低迷していた頃ですから、そんな昔の他人の購入話を聞いて今唐突に買いに殺到するって、君らに自分の意思はないのか!・・・としか思えないわけです。
よって、断言しますが、TEVAの株はまた下がっていきますよ。
こんなのは狼狽上げです。ごく短期で言えば、ちょっと上がることはあっても、確実にまた一段ガクッと下がることでしょう。
しかし、私の持つショートポジション(プットの買い)の有効期限は明日まで・・・
しかもこの上がりで、このプットは余裕でアウトオブザマネー突入してしまったので、さすがに私のポジションが助かる目はなさそうです。
バフェットニュースで株価が上がるのは分かる、まぁいい、しかし何でよりによって今なんだよ!・・・と思わずにはおれませんが、まぁそんなもんですよね、株取引なんてのは。
逆に突然のニュースでラッキー!もあるので、いいこともあれば悪いこともある、って感じでしょう。
そんなわけで、こちら、お昼過ぎのTEVAオプション板・・・
12:20時点のTEVAオプション板 |
おっ!値段付いてんじゃーん!!と、つい歓喜の咆哮を上げてしまうサプライズ!
私の保有するプットは「明日までにTEVA株を20ドルで売る権利」なので、株価が21ドルとかを超えていたこの日は間違いなく紙くず化すると思っていたのですが、何とかまだ値段が付いて取引きされています!
まぁ、突然の上がりでIVがアップしていますから、あまりに大きいボラでオプション全体の価格が上がっているためでしょう。
これはラッキーです。
早速売るべき・・・と思うのですが、実はこれよりちょっと前、午前11時30分頃には、株価20.5ドル台とかその辺をマークしていたんですよね。
私は、TEVAは必ずまた下がっていくと思っているので、それを見て、
「ホレ見たことか!まだまだ絶対下がる!!よって、あえて待つ!」
・・と、ここまで来てまさかの、唖然とするより他ない無駄な粘りを見せた結果、結局また株価21ドルぐらいまで上がってきてしまっている、というのが上の画像の時点だったのです。
TEVAは間違いなく下がるだろうから少しでもそれに賭けて待ちたい、しかしさすがにもう時間がなさ過ぎる、どうするべきか・・・と悩み中です。
まぁ、TEVAプットは25枚=2500株分しか持っていませんから、今さらちょっとプットの値段が上がって例えば0.10ドルで 売れても、わずか250ドルしか戻ってこないんですけどね。
しかし、諦めるという言葉は私の中にはないので、1セントでも高く売れるよう気合いを入れましょう。
・・まぁ、自分が気合いを入れた所で最早株価が下がらないとどうしようもありませんから、祈る以外にできることはないんですけど。
・・・ま、どんなに下がらなくても、アウトオブザマネーで満期当日を迎えるなど狂気の沙汰ですから、あと数時間以内には決着をつけるつもりです。
ところで同時刻頃のKODK、TNAの方はといいますと・・・
12:20時点のKODKオプション板 |
12:20時点のTNAオプション板 |
KODKも微妙な動きではありますが株価前日比プラス、そして実は既にアウトオブザマネーで本当に逝っているのは何を隠そうコイツであったというTNA、これまた、またもや株価が上がっているという、まさに無間地獄の釜の底と形容するにふさわしい終わっている状況です。
まぁ、TNAの方は、保有プットは完全にアウトオブザマネーなんですけど、これは3倍ETFだけあって1日で一気に株価-10%とか下がることもありますから、これはもう明日へ持ち越しかな・・・?
実は午前11時頃、一瞬マイ転してたんで、来たか・・・!?と思ったんですけどね、何も来てませんでした。
まぁ、ひょっとすると突然の下落がくる可能性がなくもないのが最近の市場、待ちに徹しましょう。
終わっている状況での終わっている判断、これがどんな結果をもたらすか見ものですね。
さて、時は流れ現地時間午後3時、残り1時間を切りました。
TEVAは・・・あんまり下がりませんでした。
15:01時点のTEVAオプション板 |
一応、先ほどの画像時点よりは、株価の微落に伴い、保有プットは微妙~に値上がりしています。
いい加減売るべきですね。
では、泣く泣く・・・
注文チケット |
・・・ん?
あぁーっと、何ということだ!!
売却と同時に買い!懲りずにTEVAのプット買い!!
・・ま、「私はTEVAは下がると思う」と宣言しましたからね、有言実行で、1週間先の満期のプットを買いましょう。
なお、私の使っている証券会社では、複数のオーダーを1枚の注文チケットにまとめますと、別個で取引をするより若干手数料的にお得になっています。
ちなみに、画像は撮り忘れましたが、この注文チケットの名前は「Calendar」となっていました。
オプションの組み合わせによっては名前が付いていて(StrangleやStraddleなど)、名前のあるものですと、それは一般的な戦略として知られていてよく売買されているものであり、他の適当な組み合わせより約定しやすいのではないかと思います。
(もちろん、Askにぶつければ大抵の場合通ると思いますが、メチャクチャな形のチケットの場合、そのチケットを受け入れてくれる相手がいないこともあるので、通りにくいこともあるようです)
しかし、若干相手方に有利すぎではない注文(BidとAskの真ん中近く)にしたのか約定せず・・・
注文中を示す黄色い三角形のまま動きません。
TEVAプット売り&買い、約定待ち |
仕方なく、もう1段階、0.01ドルだけ自分に不利な注文に変更したら、程なくして通りました。
15:05時点のTEVAオプション板 |
保有済みだったプットは0.06ドルでの売り、来週満期の新規プットは0.26ドルでの買い、どちらも25枚分=2500株分ということで、今回は1株あたり正味0.26-0.06=0.20ドルでの購入、わずか500ドル程度を費やした取引となりました。
ま、話題作りですね。TEVAはきっと下がるはず!
しかし、たった25枚なので、実際株価が下がってプットが上がっても、あんまり嬉しくないのが悩ましい点です。
まぁ、外れてばっかりの状況なので、そんな罰当たりなことを言ってられる状況じゃないですね。
ちょっとでも値段が上がってくれれば万々歳です。
さて、TEVAの他2銘柄は、同時刻あたり、もう見るのも嫌なぐらいに株価がアップしていました。
・・もう怒ったぞ!もうこんなヤツらは知らん、もう明日勝負です!!
・・・ってことで、今日はもう最後まで放置、以下、引け時点の様子となります。
・・・・と思っていたら、なななーんと!!
「どうせ紙くず化しちゃうから、ミス注文によるまぐれ売れなんかを狙って、KODKのアウトオブザマネーコールとプットには、成行注文を出しておこう」
と、日中、成売注文を出していたんですよ。
で、気付いたら、残り15分時点ぐらいで、いきなり約定のお知らせ!!
KODKの株価がいきなり急上昇したのをきっかけに、最低入札単位の0.05ドルで売り注文が約定してしまったぁーーー!!
15:45時点のKODKオプション板 |
コールから、買いポジションを示す緑色の三角形が消えています!!
まぁ、紙くず化せず、売れてよかったと思うべきでしょうか・・・。
ただしちなみに、この後KODKは7.2ドルとかにまで上がり、件のコールはBid 0.15になる瞬間もありました。
つまり、私は0.05ドルで100枚=1万株分、つまり500ドルでこのコールポジションを売ったわけですが、その瞬間なら確定で3倍の1500ドルで売れたということです。
ちぇーっ、無意味に注文なんて出しとくんじゃなかったですね・・・!
まぁこれも自分の取った選択です、反省材料としましょう。
ということで、引け時点の様子はこんな感じですね。
Nasdaqのチャートより |
引け時点のKODKオプション板 |
Nasdaqのチャートより |
引け時点のTNAオプション板 |
Nasdaqのチャートより |
引け時点のTEVAオプション板 |
KODKコールが暴発で約定という形になりましたが、今なおメインはKODKのインザマネープットです。
一応まだ何とかインザマネーではありますが、引け直前に株価が急騰していたこともあり、非常に危険!!
・・であるにもかかわらず、ついに満期当日まで粘るという、およそ常人には計り知れないトチ狂った行為に打って出てしまいました。
もうコールポジションも手放してしまったので、完全に下がりのみ期待の立場に成り下がってしまったわけですね。
はっきり言ってヤバ過ぎ、多分今日以上の大惨事が待っているような気がしてなりません・・・。
ま、上手くいかなくても経験でしょう。
明日下がってくれるといいんですけどね、多分そんな都合よくはいかないでしょうね。
そのKODKプット(行使価格7.5ドル)はインザマネーなので、株価が0.1ドル下がるごとに100ドルぐらいリターンが増えることになりますが、どうなるでしょうか。
(逆に、株価が0.1ドル上がるごとに、100ドルぐらいリターンが減ります)
TNAはアウトオブザマネーなのでほぼ絶望(ほぼ紙くず化)、しかし、まさかのまさか、株価が一気に65ドルを割ってくれれば、そこから0.1ドル下がるごとに10ドルずつリターンが増えてくれることになります。
・・まぁ、ないですね。
ともかく泣いても笑っても現地時間明日金曜日が満期最終日、地獄の釜の底で嘆き悲しむ様子を、じっくりお届けしようと思います。
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