我流投資の要その4にして、私のリスク度外視な投機的投資パートを支える真打の登場です。
既に投資活動報告としてLBとOSTKの投資結果を記事にしたのですが、実際の株価の値動きより遥かに大きな利益を得たという内容を報告していました。
「上手くやれば3日で資金4倍以上になっていました」などと舐めた発言もしていたのですが、なぜそんなことが可能となるのでしょうか?
フルレバ全力信用取引?
・・・いいえ違います。
先祖代々の言い伝えにより、私は信用取引には絶対に手を出さないようにしています。
使っているのは現物口座のみです。
現物口座でそんな資金効率を達成するだなんて、そんな裏技があるの・・・?
もちろんあるからこその今回の記事です。
それは、ズバリ、
米国株オプション取引
です。
オプションというのは、「対象の資産(株や、株価指数) を、いついつの時点までに、指定した行使価格で、買うか売るかの権利・義務」に値段をつけて取引する、金融派生商品になります。
しかし恐らく、全くオプション取引のことを知らなくて、この説明だけで全てを理解できる人は存在しないでしょう。
オプション取引はあまりにも奥が深いので、またその内もっと詳しく解説していけたらいいなと思っているのですが、今回は仕組みには深入りせず、その「さわり」からパフォーマンス的な話の部分のみを紹介してみます。
米国株オプション取引とは?
簡単に言えば、株取引であれば「ある株を、今、いくらで買う(売る)か」を考えればいいだけ、つまり株の名前と株価だけが見るべきものであるという非常にシンプルなものなのですが、
オプション取引には、対象銘柄・その現在の株価・満期日・行使価格・買うか売るか・権利か義務か・いくらで取引するか(プレミアム)・・・という、かなりの数の考慮すべきファクターが存在します。
もちろん、一見複雑ではあるけれど、慣れてしまえば実は全く複雑でもなんでもないのですが、それはともかくこれだけの考えるべきファクターがあるということは、それだけ多彩な戦略を練ることができる商品だといえるわけです。
詳しい解説は後回しにして、具体例を、ポイントを絞って見てみましょう。
米国株オプション取引の具体例
私は先日、OSTK株を「1株70ドルで買う権利」を、1株あたり4.20ドル払って、3000株分購入しました。
この時のOSTKの株価は67.40ドルでした。
つまり、今1株67.40ドルで買えるものを将来「70ドルで買う権利」を、4.20ドルも払って購入、つまり、「1株74.20ドル出して3000株分購入する権利」を取得したということですね。
なぜ今67.40ドルで買える株の「70ドルで買う権利」 なんかを、わざわざ4.20ドルも払って買ったのか?
それは、OSTKがこの先大きく伸びると予想したからです。
実際、その後数時間で、OSTKは突如大きく伸びてくれました(先日の記事参照:チャート画像だけ再掲しておきます)。
Nasdaqのチャートより:緑矢印がオプション取引をした所 |
非常に最悪のタイミングでポジションを閉じたので残念極まりないのですが、翌日、私がこの権利を売却して手離そうと決めた時、OSTKの株価は69ドルちょいにまで伸びており、権利購入時よりも株価は上がっていました。
それに伴い、先日4.20ドルで購入したこの「OSTKを70ドルで買う権利」も、連動して5.30ドルに値上がりしていました。
つまり、私は3000株分の権利を購入していたので、投入した4.20 x 3000=1万2600ドルが、わずか1日も経たず、 5.30 x 3000=1万5900ドルとなって戻ってきたわけです(ここから若干の手数料が引かれますが)。
つまり、オプション取引というのは権利だどうだとややこしい話が出てきますが、簡単に言えば、「4.20ドルで買ったものが5.30ドルで売れた」、ただそれだけの話です。
ちなみに、OSTK株価は、さらに2日程度で、一気に最高89.6ドルとかになっていました。
まさに頂点のその瞬間に、保有している権利をベストタイミングで売り払うなどまず無理な話ではありますが(「まだまだ上がるはず」という欲が捨てられないため)、
それに近いとき、例えば割と長く続いていた株価86-87ドル台とかの時点で、私の購入したあの権利はいくらで取引されていたでしょうか・・・?
思い出してください、私が購入したのは、「OSTKを70ドルで買う権利」でした。
今、OSTKの株価は86ドルとかです。既に、単純に16ドルの価値が存在するのは明らかですね。
これだけ伸びているOSTK株ですから、この先OSTKはさらに上がるはずだと考える人は山のようにいます。
実際の今の株価との差額に、さらに時間価値と呼ばれる追加の価値が足された結果、この「OSTKを70ドルで買う権利」は、18ドルや19ドルで取引がされていました。
つまり、4.20ドルで購入したものが、19ドルとかで売りつけることが可能になっていたのです。
3000株分の権利だったので、19 x 3000=5万7000ドルで楽に売れていたという話ですね。
タラレバの話ですが、19ドルで売れたものを、私は早まって5.30ドルで売ってしまったわけです。
分かりますでしょうか、この悔しさが・・・!?
・・・が、まあこういうのはオプション取引では非常によくある話です。
利益を出せただけ良しと考えるべきかもしれませんね。
米国株オプション取引は値動きが極めて大きい=リスクも大きい
このように、オプション取引は、対象とする株価の動き以上に、遥かに大きい動きでの取引が行われることが非常に多くあります(特に株価が大きく動いた場合)。
ただし言うまでもありませんが、大きいのはプラス方向への動きだけではありません。
もし私の権利購入後、OSTK株が急落を見せて例えば株価60ドルとかに下がっていたら、この「70ドルで買う権利」は最早誰も見向きもしてくれず、「0.50ドルでいいから誰か買って~!」と泣きを入れねばいけない状況になっていたことでしょう。
4.20ドルで買ったものが、一気に0.50ドルとかです。
そこからさらに株価が50ドルとかに下がろうものなら、「70ドルで買う権利」などという代物はもう本当に誰からも相手にされなくなり、お金を出して買いたい人が誰もいなくなる状態、つまり文字通り紙くず化します。
投入した1万2600ドルは、0ドルに生まれ変わって、そこには涙のみが残るわけです。
オプション買い取引は、ハイリスクだが、損失の最大額はあらかじめ決まっている!
ただし、そこには非常に重要な点が隠れています。
それは、
どれだけ株価が下がっても、投入した資金が0になるのが最大損失で、借金を負うことは絶対に無い
という点です。
私の購入したのは権利ですから、仮にOSTKが倒産しようとも、「1株70ドルで買う」権利を放棄すればいい・・・というか権利が無価値になるだけであり、投入資金がマイナスになることは絶対にありません。
義務ではありませんからね。
これが、信用取引、例えばレバレッジをかけた信用買いや空売りだった場合、想定外の値動きがあると、大きな借金を負う可能性があります。
この点が、私がオプション取引をリスク度外視で行う1つの重要なポイントとなっています。
どんなに大失敗しても投入資金を失うだけで、借金で首が回らなくなるということは絶対にありません。
それでいて、3日で4倍とかいった信じられないぐらいのリターンが、普通に毎日どこかしらのオプションで生まれているぐらい、ありふれたものなのです。
私が仮想通貨に手を出さない理由は、「なんだか怪しい」「税金が・・・」などもありますが、実は何てことはない、オプション取引であれば、仮想通貨以上のリターンが余裕で生み出せるから、という点が1番大きかったりします。
結論:仮想通貨取引以上のリターンが可能→米国株オプション取引!
ただし、一瞬で資金が0になるという可能性もある以上、言うまでもなく仮想通貨以上にハイリスクな取引であるのも間違いなく事実です。
絶対に、なくなっても生活等には差し支えのない、余剰資金で行うようにしましょう。
私は、このオプション取引を考案した人は天才じゃなかろうかとかねがね思っています。
ノーベル取引賞を送るべきだとずっと主張してるんですが、どうやらそんな賞はないようなので、心の中でエールを送り続けています。誰が考案したのかは知りませんが。
以上、今回はさわりのさわり、私の投資戦略の要であるオプション取引というのはどんなものかというごく簡単な紹介でした。
オプション取引のさらに詳しい解説も、また別の機会にやっていけたらなと思っています。
真面目にコメントするけど、記事パクってないかい?
返信削除らりるれろさん
削除コメントありがとうございます。
「参考」としてリンクに挙げたもの以外は、ほぼ参考にしておりません。
Nasdaq他のデータサイトのみです。
もし似た記事がありましたら、似た考えをお持ちの執筆者ということで私にも参考になると思われるので、ご紹介いただけると大変ありがたく思います。
あ、失礼しました、「注目仮想通貨関連銘柄13選」の記事にコメントいただいたのかと思っていました。
削除もちろんこちらの記事も、私自身が考えて作成したものです。
ただ、オプション取引の解説はどれも似たようなものになるかもしれないので、似た主張をしている記事は他にもあるかもしれませんね。
でも、完全に丸コピーと断じられる記事は、さすがに無いのではないかと思います。
ちゃんと自分で考えて作成した文章なので、ご安心くださいませ。