GEホルダーのブロガーは好きな方ばかりなのでちょっと憚られるのですが、やっぱりそれとこれとは話が別なので、「そういうやり方もある」ということをお示しすべく、実際の投資活動実践報告として、GE投資の戦果を紹介します。
今回GEの悪決算を見てからの、後出しジャンケンでショートポジションに飛びつき、一瞬含み益がほぼ0になる瞬間もありながらも、わずか2日で投入資金が約2.3倍になった、すなわち、+130%の利益を叩き出しました。
投入した2400ドル(+手数料)が、5600ドル(-手数料)に生まれ変わったわけです。
下落局面での最強の取引方法=プットオプションを買う
具体的な取引内容については、いずれ米国株オプション取引の解説シリーズ記事で取り上げようと思いますが、一言で言えば、GEのプットオプションを購入した、というそれだけの話です。
既に何度も書いていますしいずれまた書く予定ですが、同じく下落局面で積極的に利益を狙うポジションとして空売りがありますが、空売りとプット買いの最大の違いは、最大損失が確定しているか否か、にあります。
空売りは、株価が上がれば上がるほど損失が大きくなり、事実上無限大の損失を負う可能性がある一方、プットオプション買いの最大損失は、投入資金のみ、つまり、0になるのが最大損失で、借金を負うことは絶対にありません。
空売りより資金効率(変動率)が高いという点もありますが、私は、その最大損失があらかじめ決まっているという1点が、極めて重要なメリットであると思っています。
冴えない企業が悪決算=しばらくダラダラ下がりそう
方針としては、我流投資の要その2で挙げた通り、不調な企業が悪決算を発表したら、さらなる下がりにかけてみよう、というそれだけのものです。
下げ圧というのはやっぱり強いです。
多少戻しても、誰しもがそう思う通り、「どうせ下がるでしょ」という安心感のもと、鼻ほじりながら待っていたら、気付けばあっさり下がっていたということがほとんどです。
しかし、もちろん、100%確実ではありません。
緊急ガイダンス「当社ビルの地下から、埋蔵金5000兆円分が見つかりました。今期の収益として合算します」とかもしあったとすれば、株価はその日の内に5000ドルとかになることでしょう。
まぁそれは極端な例ですが、でもやっぱり、現実的に考えれば、いいニュースがもしあるならば決算の時点で発表するのが普通だと思いますし、悪決算発表後はしばらく下がる可能性の方が遥かに大きいでしょう(しばらくズルズル下がり続けてきた企業ならなおさら)。
それなりのリスクを負って、エントリーする価値は十分にあるのではないかと思います。
大して上手くもない取引で、資金は2日で2.3倍に
さて実際のポジション売却タイミングですが、実はかなり迷って粘っちゃったんですけど、昨日の記事で「欲張らずに手離そうと思う」って言っちゃったしな、ということもあり、大体下のチャートの先端の部分ぐらい、割と引け間際で、思い切って売っちゃいました。
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Nasdaqのチャートより |
午前中なら株価16ドルも割っていたのに・・・
なぜそこまで欲張ってしまうのか?
それは、私のポジションは現状、株価が0.01ドル下がるごとに、大体100ドル・・までは行かなくても、80ドルぐらいは利益がアップするからです。
たったの1円株価が下がるだけで、8000円~1万円ぐらいリターンが増えるわけです、粘りたくなるのもご理解いただけるかと思います。
しかしまぁ、残り1時間を切った所で、また突然の戻しが来て今日中にポジションを畳めなくなってもつまらないしな、ということで、一応終了1時間前までは粘りに粘って待ち続けたわけですが、もういい加減頃合いかな、という上記タイミングで、手離す決心をしました。
(あともちろん、昨日も書いた通り、オプション買いポジションは、時間が経てば経つほど自動的にガンガン価値が減っていくため、早い所利確すべきかな、というのもあってのことです。全然早くないですが)
結局、最初の取引履歴の小さな画像に示した通り、1株あたり0.24ドルで1万株分購入していたこのGEプットオプション、0.56ドルでの売却と相成りました。
額(3200ドル弱)としては大したことないですが、率(+130%)としては中々のものです。
100%絶対ではないものの、高い確率で勝てる自信のある取引でこれだけの上昇率を残せる・・・これが、米国株オプション取引の凄いところに思います。
さらに言えば、もっと早くエントリーしていればこの2倍、そして昨日、底で一旦売って頂点で買い戻していれば、さらに2倍(まぁこれは絶対できるわけないんですが)、そして今日も欲張らず午前中にサクッと売っていれば+20%ぐらい、つまり、合計さらに4.8倍=今回投入した資金は、約10倍になっていた可能性も十分あり得た感じです。
相変わらず下手な取引でした。
でもまぁそんなのは結果論でしかないとも言えるんですけどね。
そしてもちろん、毎回繰り返しますが、もし予想が外れてGEが一気に17ドル超えとかに反発していたら、投入した資金2400ドル(に限らず、いくらであろうとも。仮に2400万ドルとかを投入していても)は、一気にゼロになるリスクがあったことも決して忘れてはいけない点です。
コツコツドカンならぬ、ドカンドカンドカンとなり得るのが、オプション買い取引と言えるかもしれません。
さて、私がショートポジションを畳んだので、これでGEを守るバリアは何もなくなり、この先は「あいつがプットを手離すのを待っていたぜ!」と言わんばかりに、満を持して、GEにはさらなる下落が待っているかもしれません・・・
・・ん?
あぁーーーっと!・・こ、これは・・・!!
何を血迷ったのか、即再エントリーという暴挙に出たぁーーー!!
そう、GEの下落はもう少し続くのではないかという素人予想のもと、少し満期を延長して、時間にゆとりをもたせてのプット買い再エントリーです!
まぁ、正直、下がる気はするけれど、あらゆる銘柄でGEの下がりが一番大きいかと聞かれたら「そんなことはないでしょう」としか思えないので決してベストな選択ではないと思うのですが、以前書いた通り、上がれば上がったでGEホルダーの方が喜んでくれれば本当に嬉しいので、そういうどちらに転んでもOK的ポジションは中々ないということもあり、ネタ作りの一環としてまた飛びついてみた次第です。
ちなみに、引けの1分ぐらい前、締切りギリギリの購入でした。
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Nasdaqのチャートより |
チャートの通り、GEの株価は、先ほどの売却時から突然それなりに上がり始め、プットオプションはそれに伴って値下がりしており、まぁ買っておいてもいいかなという判断でした。
(取引履歴は複数回の約定でバラけており見辛いですが、また1万株分のGEプットオプションを、1株あたり0.38ドルでの購入=3800ドルの投入です)
今日の取引後の値動きだけ見れば、割といいタイミングで売って、買っての回転ができたので、ちょっと気分が良いです。
今後のGEの動きも楽しみですね。
私の素人エントリーによるバリアが炸裂して、GEが下落から守られてくれれば幸いです!!
一方ロングポジションをメインで持っている仮想通貨関連銘柄KODK、こちらは、コインチェックの盗難騒動が影響した訳ではないと思いますが、前日比マイナスで始まり、一時的にプラ転でいい動きをしていたものの、その後不安定でまたマイ転・・・結局この日もまたまた続落してしまいました。
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Nasdaqのチャートより |
保有中の両建てポジションは、株価プラスの時間が長かったこともあってかBidとAskの開きが大きく、評価額は昨日と全く同一・・・よってかろうじて含み損突入はならずですが、事実上ほぼ含み損状態に突入していると言って構わない状況です。
昨日「オプション買いポジションは決して塩漬けしてはいけない」などと述べていたんですが、まぁ、まだ時間はありますし、来る時は一気に来るタイプの銘柄なので、ここはじっと待ちます。
一応、ヘッジとしてショートポジションも抱えていますからね。
まだ、待ちに徹しても、割と分のある状況だと思っております。
そんなわけで今週はGEのショートポジで利益は出せたものの、KODKの方は上がったと思ったら下がって、結果何だか負けた気しかしない感じでした。
でもまぁそんなものでしょう。楽しめたから良しとします。
来週はコダックコインのICOが控えています。
正直、「あちゃぁ・・・」パターンしか浮かばないので、ICO前にポジションを畳んでおいた方がいいのかな、って気もしますが、週明けの値動き次第ですかね。
来週以降も楽しみです、GEもコダックも元気な値動きを見せてくれることに期待です!
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