我らが団長・みんな大好きKさんが、5万円を100万円に爆炎炸裂させるアイディアを募集していたわけですが、ここで私なりの案を提示してみるとしましょう。
まず大前提として、私は、通常の株取引では絶対に不可能だと思います。
もちろん20年50年の超長期スパンであれば達成不可能とは言い切れませんが、1週間、1ヶ月、あるいは1年程度の時間軸で見ても、現物株の購入でこの爆裂キャノンボールを見つけ出すことは不可能でしょう。
何せ20倍ですから、ごく短期でそれだけ上がるお宝銘柄を掘り当てるなんておよそ末端個人投資家には不可能なことで、そもそもごく短期間だと、この世に20倍上がる株自体、存在しないかもしれません。
ならばどうするか?
もうワンパターンで、同じこと1000回ぐらい言ってますが、可能性があるとしたら、私は米国株オプション買い取引以外に道はないと思います。
もちろん、オプション買いで当てることができる可能性もごく小さいです。
20倍を当てるには、極めてハイリスクになってしまうのは避けようがありません。
しかし、間違いなく可能性は存在します。
個別株・ETF現物買いでは可能性がゼロですが、オプション買いならゼロではない・・・
この差は極めて大きいと思います。
なお、個別株やFXであっても、信用取引で資金に超大型レバレッジをかければ可能性はゼロではなくなりますが、その場合、再起不能に陥る借金を抱える可能性もゼロではなくなります。
これはもう個人的な性格・スタンスの差でしかないかもしれませんが、リスクには取っていいものと取ってはいけないものが存在し、「取り返しがつかなくなり得る」もの、つまり首が回らなくなって再起不能になるかもしれないリスクは、取ってはいけないものに分類されるように思います。
(例えば自分の命がかかった鉄骨渡りなんかは、リターンがどれだけ莫大であっても、たとえ賞金5000兆円であっても、決して取ってはいけないリスクだと思います)
一方オプション買いなら、最悪でもかけ金が0になるだけ、取り返しのつかない莫大な借金に陥ることは絶対にないというのは、これまでのOP取引解説系の記事で何度も繰り返し述べてきた通りです。
以上総合すると、リスクとリターンとの兼ね合いから、オプション買い取引が、最も優れたキャノンボールなのではないかというように感じます。
ただし、それでも、間違いなくハイリスクです。
正直、虎の子の資金を使っての一発チャレンジは、推奨しかねます。
どんなに豪腕でも、「この一回きりの勝負」を必ず勝てるほど世の中は甘くないですから。
失っても問題ない遊び資金ができてからチャレンジするのがベストかな、と個人的には思いますが、その辺はやっぱり個人の胆力次第かもしれませんね。
前置きが長くなりました。
「オプション買いがいいと思う」と言っても、実際何に投資すればいいのか、私なりにいくつか考えを出してみようかと思います。
私自身は、直感のみで闇雲に手を出していますが(そして最近はイマイチな感じが続いていますが)、人に薦めるならばある程度の根拠が必要ということで、ある程度それっぽい対象を列挙してみるとします。
大まかに分けて、私の思う5万→100万キャノンボールのいい対象そうに思えるのは、3グループに分けられます。
順番に触れていきましょう。
1: 週1オプションのある(できれば0.01ドル刻みの入札が可能な)3倍ETF
オプション買いであっても、20倍のアップを掴むには、ある程度値動きの大きいものを掴む必要があります。
そこで、値動きが大きい銘柄といえばこちら、3倍ETFですね。
3倍ETFは色々な対象のものが結構沢山ありますが、個人的には、絶対条件ではないものの、柔軟性からいって、週1オプションのある銘柄がいいように思います。
どうせ短期の値動きに賭けるだけですし、どのセクターだろうと大して変わらないでしょうから、目をつける第一条件としては、より沢山の選択肢が存在する週1オプション有りのものを選んでおくので十分ではないかと思うわけです。
(週1オプションがあるということは、取引が盛ん=値動きも盛んなことが多いですし)
なお、Kさんも注目していたS&P 500 ブル3倍ETFであるSPXLは、これだけポピュラーなETFなのに珍しく、週1オプションが存在しません(月1のみ)。
最新のSPXLオプション板 |
よってSPXLは、キャノンボール対象外かな、と思います。
もう1つ、さらに条件を加えるなら、それ以下はない最低価格での入札が可能になる、0.01ドル刻みの値段がついているオプションがいいかと思うのですが、株価自体が大きくなるとオプション価格はどうしても0.05ドル刻みになるので(そうじゃないと細かすぎて取引所側が制御できなくなるため)、 そちらは必須条件ではない感じですね。
長くなりましたが、以上を踏まえると、私がキャノンボール対象として良さ気に感じるこのグループの銘柄は、以下の4つです。
1. TQQQ、2. TZA、3. NUGT、4. FAS
順番に詳しく見てみましょう。
まずはTQQQです。
1-1. TQQQ(Nasdaq-100連動指数ブル3倍ETF)
Kさんは米国経済の象徴・S&P 500がお好きなようですが、SPXLは週1オプションがなく除外してしまったため、それに類する大型指数の3倍ETFを取り上げてみました。QQQというのは、Nasdaqの大型企業100種から金融セクターの銘柄を除いたもので構成された指数であり、一般的に「大型ハイテク株の指数」と言われているものですね。
TQQQは、このQQQのTripleの動き=3倍の値動きをするものです。
SPXLは取引開始以来、9年ちょっとで+954%の値上がりをしているようですが、TQQQは取引開始以来8年で+2690%の値上がりをしており、圧勝です。
https://www.google.com/search?q=NYSEARCA:SPXLより |
https://www.google.com/search?q=NASDAQ:TQQQより |
最新のTQQQオプション板 |
TQQQは株価が高いので、オプション価格は0.05ドル刻みになっています。
0.01ドル単位の入札が可能なやつより柔軟性は低いですが、まぁこの株価の大きさならそもそも1セントオプション買いは難しいともいえますし、問題ないでしょう。
上記画像では主に今週満期のものを載せていますが、TQQQなら、市場全体を巻き込むクラッシュでもない限り、割と順調に右肩上がりをしていくと思うので、ちょっと遠い満期の遠い行使価格のを攻めてもいいかもしれませんね。
6月限のオプションの、かなり高い行使価格のものを見てみましょう。
最新のTQQQオプション板・6月限 |
さすがに、これでもまだ軒並み高い値段ですね・・・
最小入札価格0.05ドルどころか1ドル未満になっているコールすら、かなり上の行使価格まで見ても存在しませんが、まぁあまり行使価格が高すぎると、さすがのTQQQでも届かない可能性が大きく、無謀でしょう。
私ならそうですね、行使価格165ドルコールなんかが、ちょうど500ドル(約5万円)で1枚買えるぐらいなので、これを1枚買うのは、結構いいように思います。
わずか1枚のみの保有になり、オプション価格は5.00ドルと既に高めですが、もしTQQQ株価がこの先6月までに+15%ぐらい上がって(市場が好調なら、TQQQであれば余裕で可能ですね)、TQQQ株価が175ドルにでもなっていたら、1枚5.00ドルであったこのコールは、確定で10ドル以上、恐らく15ドルぐらいにはなるでしょう(残り時間にもよりますが)。
一気に3倍程度ですね。
割と現実的なレベルで(1ヶ月で、TQQQが+15%程度=QQQが+5%程度)、3倍ぐらいの値上がりであれば達成可能・・・結構いい投資先ではないかと思います。
1-2. TZA(米国小型株ベア3倍ETF)
こちらは私自身何度かチャレンジしていました。
株価がそこまで大きくなく、0.01ドル刻みの週1オプションがあり、動く時は大きく動く銘柄ですから、これは結構いい対象だと思います。
こちらはベア3倍ETFなので、小型株が上がれば下がり、下がれば上がるタイプの商品ですね。
暴落を期待してのTZAアップ予想ももちろん選択肢としてありますが、原則として、株式市場は成長をするものです。
さらに、3倍ETFはその性質上減衰しやすいものですので、基本的に、長期的にはTZAは大きく下がります。
実際、もの凄く下がっています。
こちらTZAの全期間チャート・・・
https://www.google.com/search?q=NYSEARCA:TZAより |
株価(ちなみに正確には「ETF価格」ですが、まぁ通じるから問題ないでしょう)が下がりすぎて株式併合を繰り返した結果、併合分の調節を考慮に入れることで、最初期の株価は、2万8000ドル以上にもなります!
この9年ちょいで、株価は-99.96%下落しているわけです。
よって、買うのは、順調に市場が成長することを願って、ボロプットがいいのではないかと思いますね。
最新のTZAオプション板 |
前もどこかの記事で同じ話をしましたが、来月満期まで結構時間はあるのに、そこまで低いわけでもない行使価格のプットが、結構あり得ないぐらい安い値段で取引されてるんですよね。
6月限の行使価格9ドルプット、今なら、1枚0.02ドルで買えそうですが(0.03ドルじゃないと厳しいかな?まぁ0.02ドルでひょっとしたらいけるように思います)、これ、TZAの株価が今より2ドルぐらい下がったら、大体画像でいうと行使価格2つ下の値段ぐらいになるわけですから、0.66ドルぐらいには上がるわけですよ。
つまり、1枚0.02ドルで5万円分、合計250枚程買っていたとしたら、一気に33倍で160万円・・・余裕で100万達成ですね。
TZAが2ドル下がるということは、大体-10%が2回ぐらいです。
これは3倍ETFですから、小型株全般が+3%程度上がる日が2回来ればもう達成・・・
正直、マジであり得なくはないレベルの話です。
もちろん、今年2月頭の市場急落とかが来ちゃうと、TZAは大きく上がってしまうので、かなりきつくなっちゃうわけですけど、その辺はもうこのタイプの投資で超えねばならないリスク、勝負ですね。
私は、このTZAのプット買いは、結構いいんじゃないかなと思います(万一に備えて、コールとの両建て買いをすればリスクヘッジもバッチリです。当然儲けは小さくなりますが)。
1-3. NUGT(金鉱株ブル3倍ETF)
最新のNUGTオプション板 |
1-4. FAS(金融株ブル3倍ETF)
最新のFASオプション板 |
あとは似たような話で、金鉱株や金融セクター銘柄の3倍ETFにも、週1オプションが用意されているので、TZAと同じような戦略を取ることが可能です。
利上げにより、金鉱株も金融株も伸びそうな気はするので、どちらもコールを仕込んでおけば、爆益につながるかもしれません。
ちなみに後で似たような話に触れますが、完全丁半博打枠で、ごく短期・満期直前のボロ価格コールなりプットを仕込むのも、当たれば強いですね。
TZAにもNUGTにもFASにも、今週満期であれば1桁セントで買えるオプションがごろごろあります(FASは株価がやや高く、表示されている範囲には存在しませんが)。
3倍ETFなら、動く時は本当に1日で+/-10%は楽に動きますから、当たればでかいでしょう(もちろん外れる可能性も高く、外れたら即紙くず化してしまいますが)。
2: 決算発表株
続いてのグループは、決算発表株ですね。
以前、決算発表企業はオプション売りに狙い目という記事を書いていました。
そこでも触れていた通り、決算が終わると確実にボラが消失するため、オプション価格は自動的に下落することになり、オプションを売るのに有利であるなどとしていましたが、これは裏を返せば、オプション買いには著しく不利な状況と言えるわけです。
しかし、ここ最近何度も「今日の注目株」として触れていた決算企業を見てきた通り、多少の不利は全く問題ないぐらいに、決算による株価の大きな動きで、当たり側を引いたオプションの買い手(好決算ならコール買い、悪決算ならプット買い) が圧倒的真の勝者であった場面が多かったですよね。
よって、まさにギャンブルになってしまいますが、株価が大きく動くことが半ば確約されている決算報告企業に、一か八か乗り込んでみるのは、無策に目についた企業を対象とするよりは勝ちの目はあるかな、という気がします。
一例として、今週決算企業から個人的に注目してみたい気がするものを、いくつかピックアップしてみましょうか。
2-1. Electronic Arts (EA)
ゲーム好きなら誰もが知っている作品を多数抱えている、大手ゲーム企業EAですね。販売ゲーム作品については、Wikipediaにまとめられています。
シムシティ、バトルフィールド、ウルティマオンライン等々、ゲーム好きを唸らせてきた名作の数々でしょう。
ここ5年間で、株価は5.22倍ですか。
https://www.google.com/search?q=NASDAQ:EAより |
最新のEAオプション板 |
現地時間8日火曜日の引け後に決算発表が予定されているようです。
私は、ゲームも好きですから、EAは応援したいですねぇ~。
あまりボロオプションだとさすがにどんな好決算でも到達不可能でしょうから、程々にアウトオブザマネーの、行使価格160ドルコールなら、5万円ですと・・・直近取引価格1.66ドルなので、ギリギリ3枚は買えるかな?
これで、ポジティブサプライズの好決算が来て、EA株価+10%ぐらいのアップが来れば、このコール価格は5倍ぐらいには増えてくれる感じでしょう。
まぁ、あまり無理せず、インザマネーで、かつ満期までも時間のある、5月第3金曜限・行使価格123ドルコールとかを1枚だけ5万円弱で買う、って方が賢いかもしれませんね。
これでも、もし株価+10%が来たら、2倍~2.5倍ぐらいにはなりますからね。
今週満期・行使価格160ドルよりも圧倒的に安全なポジションですし、無理せずこういう所を攻めるべきなのかもしれません。
(無理して撃沈し続けている経験者は語る)
2-2. Booking (BKNG)
Pricelineから名前を変えたBooking、オプション取扱い企業の中では、AMZNを抑えて米国市場の中で最高株価の企業(株価2175ドル!)ですね。
https://www.google.com/search?q=NASDAQ:BKNGより |
まぁ、それが言いたかっただけで、特に決算特攻に向いているかどうかは分かりませんが・・・
というか、さすがに株価がバカ高ですので、オプション価格も高い!!
最新のBKNGオプション板 |
アットザマネー(現在株価)付近のオプション、1枚60ドル以上、すなわち60万円!!
5万円で買えるレベルではないですね。
一応もうちょっと、遥かにディープアウトのコールとプットを見てみましょう。
最新のBKNGオプション板・ディープアウトなコール |
最新のBKNGオプション板・ディープアウトなプット |
1枚5万円で買えそうなのは、この辺りまで潜らないと厳しいですね。
でもまぁ、株価が高いから面食らいますが、一応、現在株価より+/-10%程度の範囲ですか。
AMZN同様、ごく僅かな株価変化が、数ドルで勝負している場合のオプションでは信じられないぐらいの変化率にあたりますから、これも当たれば大きいですね。
しかし私は、BKNGの方はどうなるか分からないので(別に動きの分かる銘柄など存在しませんが)、無責任な予想であっても「どっちを買ってみよう」と言えない感じですねぇ。
これまでの動きを踏襲すれば、BKNGなら伸びるかなと思いますが(そういえばBookingとは、旅行チケット最安値を探すのに便利な、チケット予約サービスです)、そう思う人は多いでしょうから、生半可な決算では失望売りになるかもしれなく、どう出るかは分からないですね。
2-3. JD(中国版Amazon)
https://www.google.com/search?q=NASDAQ:JDより |
最新のJDオプション板 |
2-4. Weibo(WB; 中国版Twitter・Facebook)
https://www.google.com/search?q=NASDAQ:WBより |
最新のWBオプション板 |
中国のIT2企業が決算ですね。
来たる中国が米国経済を抜く時代に、間違いなく超大企業となっているはずのこの2社、どうなるかは分かりませんが、先日同じく中国ITの雄・Alibaba (BABA; 中国版eBay)は決算を出した後にそれなりに伸びていたので、この2社も伸びますかね?
JDがWBより1日早く発表のようですが、もしJDも伸びていたらきっとWBも来るに違いないと短絡的に考えて、5万円で買えそうなコールを1枚仕込んでも面白いかもしれないですね。
2-5. NVIDIA (NVDA)
グラフィックチップの雄・NVDAも今週決算ですね。
ご覧の通り、近年の伸びは、精鋭揃いのFANG+軍の中でもトップだったと記憶しています。
https://www.google.com/search?q=NASDAQ:NVDAより |
最新のNVDAオプション板 |
NVDAは伸びると思うので、果敢に相当なディープアウトコールを攻めてもいい気がしますが、さすがにちょっと危険すぎますかね。
5万円で買えるのは、今週満期の行使価格247.5ドルから・・・
既に割とディープなアウトですが、この辺なら、好決算が来たら跳ねそうですね!
(1枚ちょうど5万円弱で買えて、株価+10%でも来たら、2倍以上は堅い)
チャレンジしがいはある気がします。
2-6. Dropbox (DBX)
3月にIPOしたばかりの、ファイルアップロード・クラウドサービス、DBXも初の決算です。
https://www.google.com/search?q=NASDAQ:DBXより |
最新のDBXオプション板 |
うーんどうかな、私はSPOT同様、落ちるんじゃないかな、って気はしますが、根拠はありません。
木曜の引け後が決算発表で、今週満期オプションは満期当日勝負になってしまいやりづらいので、買うなら来週満期ですね。
満期まで約2週間あるのにかなり安価な(決算をまたぐので、今週満期とほとんど変わらないぐらいですね。一応違いますが)、行使価格25.5ドルプットを10枚ぐらい仕込んでみるのも面白そうです。
もちろん、プット全力買いして、好決算株価爆上げが来てしまったら一発アウツですけどね・・・!
3: 満期直前ボロオプション
最後のグループは、これぞまさに丁半博打、ギャンブル投機以外の何者でもない形ですが、満期直前の超格安ボロオプションを、最後の追い上げ期待で大量に積み重ねる、ってのが、ごく短期で超爆益をつかむ上では一番ハイリターンを狙えるかもしれません(当然最もハイリスク)。
そう感じたのは、まさに昨日、ちょうど実際の例として、Apple (AAPL) コールのあの動きを目にしていたから、というのがあります。
参考:昨日貼った、AAPLオプション板 |
具体的には、先日現地時間金曜日、AAPLは木→金で株価が176.89ドル→183.83ドルに+3.92%アップしたわけですが、行使価格182.5ドルのコールは、木曜日時点で結構なアウトオブザマネー、「明日株価が182.5ドルを超える」なんてあり得そうにないので、完全なる紙くず化一歩手前・評価額は0.015ドルでした。
そして金曜日満期当日、まさかのまさかいきなりAAPL株価は行使価格を大きく超えてくれ、このコールは一気にインザマネー突入、引け時点で1.33ドルの本質的価値(株価183.83ドルのAAPL株を182.5ドルで買う権利なので、確実に1.33ドルの価値がある、ということ)を持つ状態なので、1.3ドル以上で絶対に売れた状況、つまり、木曜日1.5円程度だったものが一気に130円程度に、+9000%、約90倍にも跳ね上がったということですね。
(まぁ、評価額は0.015ドルでしたが、入札単位は0.01ドル刻みなので、木曜日時点では0.02ドル出さなければ買えなかったのかもしれませんが、それでも65倍超ですね。
逆にもし0.01ドルで買えていたら、一気に130倍でした!)
もちろん、それはたまたまの上手くいった例ではあります。
逆に私の持っていたAMZNの方は、昨日満期当日、そこまで上がってくれなかったので、同じ戦略をAMZNで行っていたら無事撃沈していたわけですが、しかし、昨日の記事をよく見ると、ちょうど私の持っていたアウトのコールは昨日午前10時、0.15ドル出せば買えていたのですが、その44分後、0.30ドルで売れる状況になっていましたからね、たった44分で、2倍になっていたのです。
(もちろんそこで売らずに粘ってしまったら、最終的には紙くず化してしまったわけですが)
つまり、満期当日のアウトオブザマネーオプションというのは、かように凄まじい値動きを見せる、ということですね。
上手くいくかどうかは誰にも分かりません。
しかし、事実として、満期直前のオプションは、ごく僅かな株価の動きから2倍3倍、10倍や100倍も余裕であり得る値動きを叩き出しているわけです。
シカゴ競馬場・アウトOPキャノンボール杯が毎週開催されている、というような感じですね。
ということで、やるならば、日本時間の金曜日早朝(現地時間木曜引け間際)にでもボロオプションを買って、その後金曜午後10時半からは夜を徹するのも辞さない覚悟で満期当日の値動きで戦う、なんてのは、本当にどんなリスクを冒してもいいから一発当てたいような方には、取ってみる価値のある、1つの方法かもしれません。
この戦略では、正直銘柄は全く関係ないでしょう。
もちろんAAPLは好決算を出したばかりで、ひょっとするとさらに伸びることが予想できたので若干確率は高かったのかもしれませんが、実際はバフェットさんの買い増しニュースがたまたま来た、ってだけとも言えますし、偶然の域でしょう。
むしろこういう物こそ、常日頃から割と大きな動きの保証されている3倍ETFなんかがいい対象かもしれませんね。
(もちろん、だからこそ3倍ETFのIV(ボラ)は高く、1桁セントで買えるようなボロオプションは、かなり到達する可能性の低い厳しい商品になっているとも言えるんですが)
・・・以上、長くなりましたが、挙げた銘柄はあくまで私が数分で思いついたような例であって、実際はもっといい対象があるかもしれません。
でもまぁ、しょせん投機的取引なので、戦略もへったくれもない気はしますけどね。
必ず勝てる保証などどこにもない無謀な取引ですが、強い胆力で立ち向かう価値は、個人的にはあるように思います。
負けても投入資金が大きく減るだけですからね、巨大な追証発生で大きな借金を抱えることに・・・などということは決してないので、数万円程度であれば、強気に攻めてもいい戦略ではないでしょうか。
勝つ確率は非常に低い・・・でも挑戦しないと勝つ確率はゼロですから。
上手く行くわけない?
それは、やってみなければ誰にも分かりませんよ。
何も、「数日以内に10倍になる株を探せ!」と言っているわけではないんです。
ある程度現実的に起こり得る範囲の事象が、予想した時間内に無事に起きてくれさえすれば大きく勝てるのが、このキャノンボールの素晴らしさです。
胆力に自信のある人ならば、きっと20倍炸裂弾をつかむことも、決して絵空事・不可能ではないことでしょう!
人生は・・・挑戦だ!!
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ほとんどの人があいつにはムリだって思ったらしいわ
だけど・・・
ムリだっていうのは、いつだって、チャレンジしてない奴よね
(スラムダンクより、一部改変引用)
Kさんにぜひとも参入して頂きたいです!
返信削除Kさんがボロオプションキャノンボールに参戦されたら盛り上がるでしょうねぇ~。
削除しかし、まだまだ準備中のようです。
リスキーなオプション取引に限らず、米国市場参戦には、やっぱりある程度の資金があった方がいいのは間違いないので、XEMの大復活が、何はなくとも最優先事項かもしれませんね。
仮想通貨の再盛り上がりを期待しましょう!