まずは米国市場全体の概況ですが、3月ラスト取引となった現地時間木曜日29日のこの日は、ここ最近の微妙な動きから一転、割と気持ちのいい終わり方をした感じですね。
下がって欲しかった私にとっては残念な動きになってしまいましたが、まぁ市場に活気がある方が絶対いいですしね、あんな小額の投資程度を生贄に市場が救われるのならば、安いもんです。
さて、本日は下落方向で割と目を引く企業があり、調べてみたら、最近のFacebook (FB) の個人情報スキャンダルに関係していたみたいです。
それがこちらAcxiom Corp (ACXM)、寄り付き後1時間程経過したぐらいで、-30%超と爆沈垂直落下しています。
https://www.google.com/search?q=NASDAQ:ACXMより(5年チャート) |
10:38時点のACXMオプション板 |
ディープアウトからインザマネーに突入した来月満期の行使価格22.5ドルプット、前日比+7800%のメガトンアップ!!
1日で資金が79倍になったとは、ヤバイですねぇ~・・・と思ったんですが、よく見たら建玉 (Open Interest) は0、こちら世界中で誰も保有していない商品でした。
建玉が存在する中で最大のアップは、5月満期の行使価格20ドルプットですか、でもこれも+2180%で、1日で22.8バガー達成!!
夢がありますねぇ~。
私も、実は言ってませんでしたが、FB関連銘柄で近々お逝きになるものがあるんじゃないかと思っていたので、今日あたりこのACXMのプットでも買っておこうかなぁ~などと考えてたんですけどねぇ~!
わずか1日遅かった・・・!
まぁそんな後だしジャンケンはともかく、この下がりの理由は、既にもう最初からサラッと言っていますが元凶はFB、例の個人情報がうんたらのスキャンダルがあったため、その禊を対外的に示すべく目的でか、個人情報分析のスペシャリストとして契約を結んでいたこのACXMとのパートナーシップを解消することにした、と発表がなされたためのようです。
参考:個人データ分析企業が、FBから打ち切られ撃沈(CNBCより)
要約を抜粋しますと、
- サードパーティデータ(第三者によって集められた過去のデータ)を提供するAcxiomの株が、FBがそのビジネス部門を閉鎖するとアナウンスしたことを受け、沈んだ。
- 結果、ACXMは2019年度の予想収益を2500万ドル引き下げた。
- FBのアナウンスは、数百万人規模のユーザープロファイルが外部機関によって刈り取られていたというニュースを受けての、データ収集業務に関する自浄作用を示す行為の一環であった。
公式サイトより |
こんなこと言ったらGoogleとか他の広告媒体の人にブチ切れられそうですけど、ぶっちゃけ、広告に関する情報分析とかって、意味ないとまでは言いませんが、何というかめちゃくちゃこじつけというか、それっぽいこと言ったもん勝ちな感じはしちゃいますよね。
マスを対象にしなきゃいけないので仕方ないとは思いますが、何というか、弱者を対象にビジネスしているんだろうなぁ、という気がそこはかとなくしてしまいます。
私ぐらい情強になりますと、広告なんて、例えば・・・・・・・・と、抱腹絶倒の会心の面白例え話を書いてみたんですけど、それを書くのは、私自身が貼っている広告の広告主様およびGoogleの不利益に繋がることに一瞬で気付けちゃいましたので(情強なので)、出すのはやめておくことにしました。
まぁ、広告・情報分析なんて意味ないと思っているのは、現代の高度に数値化された理論的な広告科学を知らないからだけで、実際は私のような自称情強連中が冷めた目で見るより遥かに優れたものなのかもしれません。
事実FBやGOOGLがここまで成長しているわけですからね、広告は21世紀の希望、輝かしい未来は広告とともにあり!・・というのは疑いようのない事実であることでしょう。
・・・と、ディスりとリスペりとで差し引き0、これできっと全く問題ない記述になっているに違いありません。
ダメ押しでもういっちょ、広告ビジネスはやっぱり確かなもので、将来性は抜群だと思いますよ!
好き嫌いをなしにすれば、冗談抜きにそう思います。
ともかくACXMの方は、絶望的状況になってしまっていますが、投資家として気になるのはこの先どう動いて行くか、ですね。
来週以降、特に目覚ましい動きを続けるのでもない限りあえて取り上げることはないと思いますが、しっかりチェックしておこうと思います。
さて、他の銘柄では、気ままに色々と適当に見ていたら、おっ!
ついに、Dropbox (DBX) で、オプション取引が始まったようです!!
11:42時点のDBXオプション板 |
正直、1週間はかかると思っていました。
上場から1週間と経たず、しかもいきなり週1オプションが取り扱われるものなんですね。
さすがはDBXです。
この日の動きも、それを祝してかは分かりませんが、あっさり株価34ドル突破と、またまた結構なアップをしています。
・・・うーん、しかし、何度も言ってますが、このまま素直に上がり続けるような気はしない!
よって、今の内にプットを仕込むのもいい気がしますが、ひょっとするとまだIPOの熱狂はしばらく続くかもしれませんし、難しい所ですね。
が、間違いなくホットな銘柄ですし、来週以降の動きによっては、また小額でエントリーしてみても面白いかもしれません。
まぁ、とか言いながら、結局多分しないとは思いますけど・・・。
さて、市場も好調なようで、私の保有する米国小型株ベア3倍ETF・TZAのコールは残念な状況になってますし、今日はもういいかな、と思ってたんですが、残り2時間を切った所で、気が付けば恐怖指数 (VIX) はダダ下がり、他の指数も絶好調で、市場はオールグリーンぐらいに活況なのが目に付いたので、最後の最後、3月も終わりだし、ちょっと遊んでみようかなという気になりました。
TZA株価は一貫して前日比マイナスなんですけど、寄り付きからしばらくずっと、特にお昼以降、さらに下がり続けているわけです。
よって、残り2時間の状況なのですが、きっと今一歩大きく下がるだろうという予想の元、保有コールを一旦売って、株価が下がってコール価格も下がったら買い直そう、そうすれば差額分、現金の儲けゲットだぜ、という寸法です。
こちらが午後2時時点のオプション板・・・
14:00時点のTZAオプション板 |
株価は-4.34%の11.69ドル、保有する4月限・行使価格11.5ドルコールは前日比-37.26%と壊滅ですが、引けに向けてきっとさらに下がることでしょう。
現在このコールはBid 0.63にAsk 0.70、よし、真ん中よりちょっと相手方有利な条件を提示すれば売れるに違いない、0.66ドルで指値売り注文だ!
注文チケット |
・・送信後、0.1秒で即約定!!
14:01時点のTZAオプション板 |
おほぉ~、マジか、正直約定しないと思ってた、そんならやっぱりもう少し高い金額を提示するんだったーー!!と思いきや、直近取引価格が0.67ドルになってますね。
レポートを確認した所、取引所の温情でしょうか、指値価格より1段階高い、0.67ドルで約定していました。
20枚の売却でしたから、合計20ドルも高く売れた感じですね、往復手数料が浮いた感じです、やったぜ!
さて、その後株価は11.6ドルを割って、当然コール価格も下がり、画像は撮りませんでしたが、0.62ドルとかそこらで確実に買い戻せる状況になっていました。
0.62ドルで買い戻せば、この、ポジションを全く変えないただ売って買い戻しての回転取引から、差し引き1枚0.05ドル、オプション1枚は100株分なので、20枚で合計100ドルも、現金を吸い出せることになりますね!
そんな感じで午後3時頃、確実に安く買い戻せた感じなのですが、当然粘りますとも。
きっと今日も、引けに向けて市場はガン伸び、それに伴いベアETFのコールはガン下がりしてくれることでしょう。
・・・という話の流れから明らかかもしれませんが、当然、世の中そんなに都合よく話は進まないものなのです・・・。
引けまで残り20分を切りました、TZAはどうなっているかというと・・・
https://www.google.com/search?q=NYSEARCA:TZAより |
15:43時点のTZAオプション板 |
コール売却時より、あっさり株価が伸びとるぅ~!!
無念なり、安く買い戻すつもりで、しかも実際安く買い戻せるタイミングはあったというのに、欲張って粘った結果、また案の定の展開です!!
くぅ~敗れました、これにてTZAコールポジション、完結です!
・・って感じで、どうせもう暴落のターンは終わり、市場は急回復していくに違いないという気もしたので、この際コールポジションは買い戻さず週末を越すのもいいかなと思ったんですが、やっぱり間違いなくキナ臭い市場の気配ですから、ここまで粘っておいていきなり暴落が来た時にコールポジションなしでは悔しすぎるので、やっぱりポジションを戻しておこう、と考え直しました。
しかし、同じポジションをわずか2時間弱で、売却時より既に10%ぐらい値上がりしちゃってますから、これを買い直すのはあまりにもシャクに障る、よって、苦肉の策で、一段階高い行使価格の、価格が安いコールに行ってみるとします。
実は先ほどの瞬間からも結構粘りに粘り続けていたのですが、株価は少し下がってきてしめしめと思っていたのも束の間、さらに株価が上がりを見せ始め、ついに株価11.80ドルになってしまいました。
15:55時点のTZAオプション板 |
もう引けまで残り5分、ついに腹を括って、この上がりに上がっている状況で、コールの買い注文を出すことにしました。
注文チケット |
正直、判断が悪すぎます!!
でもまぁ仕方ないですね。
やっぱり、週末何があるか分かりませんしコールノーポジよりはどうしてもポジションを取っておきたかった、粘ってしまって敗れはしたけど、それは結果論だ、というお話です。
さて、注文送信後、株価はさらに上昇気配にあることもあり、ほぼBid-Askの真ん中の0.53ドルで出した買い注文は通りません。
15:56時点のTZAオプション板 |
それでもAskには結構近いから、ちょろっと株価が下がれば約定するんだけどなぁ・・・と思うも、もう引けまで一刻の猶予もありませんよ!
どうする?!
・・粘りに粘るも、株価は一向に下がらず全く約定ならず、むしろなおも微妙に株価は上がり、あーっと、気付けばいきなりAskが0.59に上がって、さらに約定は絶望的状況になったぁー!!
時刻は残り1分、さすがの私もこれには白旗、さらなる価格アップで確実な約定を狙います。
残り59秒、注文チケット |
ぐわぁーーっと、どこが「確実な約定を狙います」だーっ!!
Ask 0.59に対し、提示価格は0.55ドル、これでは全然無理むりむりのカタツムリだー!!
・・・まぁ、混乱してたわけじゃないですが、ついさっきまでAskは0.56ドルでしたし、いけるんじゃないかと思ったんですけどね。
しかし残念ながらこれでも約定しないので、残り30秒程の時点で、0.56ドルにまで買値を吊り上げました(画像を撮る余裕なし)。
結果・・・
無事約定、セーフ!
15:59時点のTZAオプション板 |
・・まぁ、「ちょっとデイトレしてみよう」などと余計なことをした結果、無駄に高い行使価格のコールを割高で買い直しただけなので、全くセーフでも何でもないんですけどね。
・・・ま、楽しかったですし、取引ゲームを遊んだと思えば、今回の下手こいた取引もいい経験でしょう。
色々グダグダ言うほどの金額でもなんでもないですしね、実際。
そんなわけでその後即引けを迎えました。
https://www.google.com/search?q=NYSEARCA:TZAより |
引け時点のTZAオプション板 |
ま、気まぐれの思いつきで本当にしょうもない取引をやっちゃいましたが、一応コールポジションは維持されているので、4月は急落スタートを期待したい限りです・・・!
他の保有ポジション、3月末の状況はというと・・・
https://www.google.com/search?q=NASDAQ:MDXGより |
引け時点のMDXGオプション板 |
https://www.google.com/search?q=NYSE:WTWより |
引け時点のWTWオプション板 |
https://www.google.com/search?q=NASDAQ:PTIより |
引け時点のPTIオプション板 |
何とかMDXGだけ首の皮一枚(まぁそこまでヤバくはないですけど)繋がっている状態、その他2つは絶望的!!
まぁ今更ですけど、WTWは有望そうですが特に根拠もありませんでしたし、「有望そう」程度なら他のFANG銘柄の方が遥かに強くて堅いですから、そっちにしておけば良かったですね。
PTIは、急騰バイオの伸びは、どんなに期待できるニュースでも続かないものということをすっかり忘れていました。
それなりに利益が出ていたポジションを建てた直後、すぐに手を引いておくべきでしたね。
まぁこれらは反省材料として活かしていきたいと思いますし、今後に活かせればこの失敗で失われることとなった資金も報われることでしょう。
さて、その他の注目銘柄、本日FANG+はこぞって復活ですね。
3倍ブル/ベアETFのFNGU/FNGDは、最近の不調でついにベアのFNGDの値段が勝っていたのですが、本日3月末の時点では、ブルのFNGUが上という形で終えることが出来たようです。
https://www.google.com/search?q=NYSEARCA:FNGUより |
https://www.google.com/search?q=NYSEARCA:FNGDより |
FANG+、またあっさり上がっていく気がしますけどねぇ~。
個人的注目銘柄はどうだったでしょうか。
昨日も見ていた王者AMZNは寄り付き後、崩壊の序章かとも思われる下がりでしたが、徐々にアップで気付けばプラ転、何とか最後まで持ち堪えました。
https://www.google.com/search?q=NASDAQ:AMZNより |
引け時点のAMZNオプション板 |
しかし、下がって上がってでどっちつかずのほぼ横ばい、時間価値とボラの消失のダブルパンチで、コールもプットも軒並み大幅ダウン・・・
オプション買い取引は、当たれば最高ですが、これが怖いんですよねぇ~。
両建てで安全を期しても共倒れ・・・まぁ必勝取引なんてないのでそれもやむなしですが、それでも私はオプション買いで攻めるのは悪い作戦ではないと思います。
AMZNのオプション・・・買うべきか否か・・・。
一方NVDAは気持ちよいアップ、コールは軒並み大幅上昇ですね。
https://www.google.com/search?q=NASDAQ:NVDAより |
引け時点のNVDAオプション板 |
う~ん、昨日宝くじ的に来週満期のディープアウトコールを買っていれば、余裕の2.2倍とかでしたか・・・。
まぁ、タラレバの結果論ですね。
逆に下落を予想しているTSLAは本日アップ、TSLAプットを買っていたら撃沈していたわけですしね。
https://www.google.com/search?q=NASDAQ:TSLAより |
引け時点のTSLAオプション板 |
・・ま、あまり奇を衒わず、堅い銘柄で攻めていくのもいいかもしれないなぁ、っていう気になっちゃいますね、最近のイマイチな取引を鑑みるにつけ。
ただ一応どの取引銘柄も、基本割とそれなりの利益を出せている瞬間はあったので、やっぱり「欲張らないことを気をつける」というのが、私には永遠の最重要課題かとも思うんですけどね。
最後に最近の注目銘柄を見ておしまいとしましょう。
バフェット氏に背信議決を突きつけたUSG、結局ずっと高値圏維持ですね。
https://www.google.com/search?q=NYSE:USGより |
引け時点のUSGオプション板 |
まぁ背信議決とは言いつつ、むしろバフェット氏がバックについたままになる選択をしたということですから、この先どうなるかは分かりませんが、投資の神の名を汚さぬよう、この先もしっかりした経営で順調に伸びていくことを願わんばかりです。
一方一気に株価半額未満にまで落ち込んだタンカー企業NAPは、今日は無事に微アップ、4ドル台復帰したようです。
https://www.google.com/search?q=NYSE:NAPより |
引け時点のNAPオプション板 |
こちらは、残念ながら上がり目はない気がしますが、そう思ってるとあり得ないぐらいの超絶大アップを突然見せるのがこの手の銘柄ですので、バカにしているとバカをみるのは自分かもしれませんね。
エントリーは、さすがに難しいように思いますが。
さて、問題は仮想通貨関連銘柄・LFINです。
https://www.google.com/search?q=NASDAQ:LFINより |
引け時点のLFINオプション板 |
また-48%超、落ちすぎぃ!!
うーん、何ともはや、落ちるとは思っていましたが、ここまで一気に崩落するとは・・・。
プットを買っておらずやや悔しいですが、まぁ既にIVがあり得ないぐらい高すぎるので、株価の下落から想像するほどのプットの上がりはないのが、幸か不幸か、って所ですかね。
もちろんそれでも、最短の来月満期ので+259%、1日で3.6倍とかのアップですか・・・
「必ず下がる、ほぼ100%絶対」という確信はあったので、満期まで時間は十分あるわけですし、適当にプットを買っておいてもよかったですね、本当に結果論でしかないわけですが。
さて最後、IPOしたばかりのDBXはどうなりましたかね。
https://www.google.com/search?q=NASDAQ:DBXより |
引け時点のDBXオプション板 |
まぁ、本日の高値からはちょっと落ちていますね。
うーん、このプットも、結構堅いと思うんだけどなぁ~。
まぁ、エントリーしなかった人の意見など、当たっても外れても、所詮戯れ言ですね。
やはり、強い確信があるならば態度で示す、それが、投資家たる者の取るべき姿勢かな、と思います。
・・・そんなわけで、金曜日は祝日、ついに第1四半期があっさりと終わり、戦いは激動の4月へと移行していきます。
まぁ、別に激動でも何でもない気もしますが、まだ本当に世界的に市場が不安定さを残していることは否めませんからね、ボラ好きな私としては、大変楽しみです。
色々考え、あれやこれや楽しみながら4月もがんばっていこうと思います。
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