2018年3月27日火曜日

バフェットの顔に泥を塗った企業の命運やいかに?!


先週末からの続落を望んで下落期待ポジションを取り続けた私ですが、そうそう思い通りには事は進みませんね。


現地時間週明け月曜、米国市場はかなりの活況で始まっているようです。

私の保有するのは米国小型株ベア3倍ETFのTZAのオプション(両建てだけどコールメインで、TZAの上昇希望)ですが、ベア型がそれなりに下がっているということで、小型株全般、引いては米国市場は全体的に、上がっている感じです。


こちら寄り付き後1時間程経過したぐらいの様子ですが、徐々にTZAは上がりつつあるかな、という気はするものの、どうでしょうかね・・・。

https://www.google.com/search?q=NYSEARCA:TZAより
10:30時点のTZAオプション板

もちろんこの下がりで保有中のコールは結構値下がりしてしまっていますが、ボラの高い銘柄ですし、幸い満期までは時間があることもあって、まだまだ致命傷ではありません。

一方保険で購入しておいたプットの方は、こちらは評価額自体は上がっていますが、まだディープアウトなのでBidは0.00、さすがに時間もたっぷりあるので紙くず化しているわけではない(=売ろうと思えば絶対に値段をつけて売れる)ですが、前日比アップしている評価額の数字には大して意味のない、まだまだ眠ったままのポジションです。


まぁ、TZAが一番値動きが大きいので注目しましたが、よく考えたら満期まではまだ1ヶ月近く時間がありますし、取引をするわけでもないのに逐一動きを追う必要はないかもしれませんね。

一応、株価の動きとそれに対応するオプション価格の推移の記録は、データとして無意味ではないようにも思いますが、まぁそれもほとんどの方にとっては言うほど有用なデータでもないですしね。


記事の軽量化をしていきたいとずっと思っていることもあり、なるべく意味ある情報をスパッと簡潔にまとめていくようにしていきたい限りです。

・・まぁ、このどうでもいい雑文の時点で既に長ったらしいんですけど。


・・・ま、特に難しいことは考えず、思うようにやっていくのがベストかもしれませんね。



そんなわけでひとまずTZAは放置して、毎度のごとく何か面白い銘柄がないかを探してみた所、本日は記事タイトルにも挙げた、バフェット氏の決断に逆らったかのように見える企業・USG (USG Corp) が大きく動いているのが目に付きました。


参考ニュース記事から見てみるとしましょう。


USG取締役会が、25%ものプレミアムをつけた、バークシャーの持ち株をKnaufに売却する提案を拒否(The Streetより)


要約するとこんな感じですね。

・USGの筆頭株主である、ウォーレン・バフェット氏率いるバークシャーが、Knauf社による提案、「バークシャーのUSG持ち株4340万株を、金曜終値より25.3%高い、1株42ドルで購入したい」というオファーを認める方針をSEC(アメリカ証券取引委員会)に報告

→USG取締役会、バークシャーの報告後、直ちに全会一致でこのオファーを拒否。

→曰く、「その価格での株式売却は、当社の価値を過小評価している。USG株主の利益に繋がりません」


・・・という感じで、あの神様バフェット氏の判断に楯突いた!!


命知らずのUSG、その株価やいかに?!


https://www.google.com/search?q=NYSE:USGより
12:13時点のUSGオプション板

ぐわぁーーっと、神に唾吐いたUSG、その心意気を買われてか、株価はまさかの超アップだあぁーー!!


まぁ、バフェット氏うんぬんは割と本質的な話ではなく、42ドルでの株式買い付けを拒否したその自信が、投資家にとって好印象だったという話なのかもしれませんね。


ちなみにUSGは建築資材企業であり、リーマンショック当時の経営危機だった頃に、バークシャーの株式大量買い付けによって救われた、という歴史もあるようです。

何気に、バフェット氏の顔に泥を塗ったわけではなく、42ドルでバークシャー保有株を明け渡してしまうよりは、バフェット氏がバックにいてくれた方が遥かにいい、という判断もあったのかもしれないですね。


本日はその提案された株価42ドルに近付くぐらいのアップ、前日比+20%程度で、コールオプションの中には、またまた出ました!・・・1日で10バガーを遥かに通り越して、27倍!!

ディープアウトから一気にインザマネーに突入した4月限・行使価格39ドルコールは、前日比+2600%と、豪気ですねぇ~。

前日までの建玉は72枚あったみたいですから、 この買いポジを持っていた人は超ハッピー、売りポジを持っていた人はご愁傷様です、という感じですね。


もっと安い行使価格のコールは、それより上昇率は低くても(それでも4倍5倍、10倍超えも)、割と大量に流通していたようなので、USGを信じていた大勢のコール買いポジ保有者は、年始からの冴えない動きに耐えてよく頑張った、おめでとう、という他ない感じでしょう。


この先は分かりませんが、むしろバフェット氏も考えを改め、USG株を買い増しするなんてことになったら素晴らしいかもしれませんね。

明るい未来を期待しましょう。



さて、せっかくなので下がった方の注目企業も見ておきましょうか。


本日目を引く大下がりをしていたのはこちら、Navios Maritime Midstream Partners (NAP) なる、オイルやガスを輸送するタンカー企業です。

https://www.google.com/search?q=NYSE:NAPより
12:13時点のNAPオプション板

株価は-37%超の黙示録的下落、それに伴いプットは+1000%超の上がりを見せているものもありますが、よく見たらほとんどAskにデタラメに高い数字が入っているだけで、実質数百パーセント程度の上がりでしょうかね。

まぁそれでもかなりのものですけど。


調べても大したニュースが流れていなかったんですが、見た限り、配当が大きく減らされることになったのがこの下落の原因のようです。

まぁそもそもチャート画像にある通り、配当年率30.51%とかいうふざけた金額の配当を出してたみたいなんですが、これが大体1/3~1/4ぐらいに減配されるとのことですね(年1.69ドル→0.50ドルに減額)。


・・っていうか昔から謎なんですけど、 こういう石油系の超高配当企業、正直タコ足配当だと思うんですが、これ何なんでしょうね・・・??


配当にはあまり興味が湧かないためよく調べていませんが、本当に配当利回り20%とか30%とかの企業が大量にいますよね、この業界。

石油採掘が当たれば、ボーナスでタコ足配当も全く問題じゃない利益になる、って感じなんでしょうか。


まぁ取り上げておいてなんですが、割とどうでもいいかな、って気はします。

一応値動きはチェックして、この手の超高配当企業が減配発表後どうなるのかの参考記録は取っておこうかと思いますが・・・。



さて、本日は寄り天、すなわちまた引けにかけて市場が暴落することを期待していたんですが、実際は全く真逆、久々に引けにかけて伸び続ける市場となりました。

今日はTZAに関しては残念なターンですね。


引けの様子を見ておきます。


https://www.google.com/search?q=NYSEARCA:TZAより
引け時点のTZAオプション板


おぉ~う、無念!

保有コールは一気にアットザマネー近くにまでなってしまい、前日比-38.25%の大幅下落!

まぁしゃあないですね。


しかし、後出し結果論にも程がありますが、今日はぶっちゃけ市場が全体的に活況で、TZAは下がると思っていたので、下がりを見せ始めた午後2時ぐらいに、来たる下落に備えて一旦ポジション清算しておいても良かったかな、って気もしますね。


まぁホント結果論なんですけど、割と下がるのは確信近くそう予想できたので、せっかくならデイトレ的な感じで、一旦売って、下がりきったら買い戻す感じで、ポジションを回していくのも、面白いし結構いいかもしれないです。

もちろん、あれこれ動いた時に限って上手く行かないことの方が多いのかもしれませんが。



さて、他の保有銘柄は・・・

引け時点のMDXGオプション板

げぇーっ、下落期待のMDXG、大アップ!

こりゃあかん、でもまぁ多分こいつはまた下がるでしょう。

時間はあるのでじっくり待つとしましょう。



一方上昇期待のWTWとPTIは・・・

引け時点のWTWオプション板

引け時点のPTIオプション板

うーん、WTWは市場の空気も味方して上がってくれたけど、その程度では足りない!

結局またそのパターンかよ、って感じですが、WTWコールは満期までもう2週間しかなく、今週金曜は祝日休業なので、気付けばあと8営業日・・・。

間に合うかな?ちょっともう無理かな・・・?


PTIは残念ながら、もう亡き者として考えています。

万一また急騰することがあればラッキー、って具合ですね。



最後に本日の注目銘柄の引け時点を見ておしまいとしましょう。

https://www.google.com/search?q=NYSE:USGより
引け時点のUSGオプション板


https://www.google.com/search?q=NYSE:NAPより
引け時点のNAPオプション板

どちらもお昼時点からはさしたる変化もなし、明日以降どうなるかが気になる所ですね。


まぁ、どっちもエントリーするまででもないかなぁ、って気はしますが、値動きぐらいは見ておきましょう。


あ、見ておこうと言えば、Dropboxは、まだオプションが取り扱われ始めていません。

IPOから2日目は、これまた結構上がりましたね。

https://www.google.com/search?q=NASDAQ:DBXより

・・正直、個人的には上がり続けることはなくその内下がっていくんじゃないかという気がしますが、これなた何の根拠もない当たらない直感です。



さて、個人的にはやはり大きなボラが期待されるTZAが一番気になる所で、引いては市場全体の動きがどうなっていくかが、最も気になるポイントです。

このまま米国市場に活気が戻るのか、あるいは反発するかに見せかけての更なる下落が待っているのか、心して待ちたい限りですね。

いい判断をしていけるよう、がんばりたいです。

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