2018年2月10日土曜日

運よくドンピシャで当たるも、引き際を見誤れば全ておじゃん…それが、株式市場というもの


市場全体の下げを予想して数日前にショートした米国小型株3倍ETFのTNA

昨日悪決算を発表して、しばらくさらに下がるだろうという短絡的な発想でショートしたTEVA

新規仮想通貨コダックコインの取引開始が延期され、ロングポジションを一気に両建てに替えてショートメインになったKODK

全て本日これを書いている時点で結構な下がりを見せており、まさにドンピシャで当たりを引き当てることに成功したのですが、当たりを引くことよりも難しくまた重要な、「いつポジションを閉じるか」という究極のミッションが残っているわけです。


私は満期というものが存在するオプションの買いポジションを保有しているため、基本永久放置も可能な現物株とは違い、その満期までに、頃合いを見て、できる限り早く、絶対に手仕舞いをせねばいけません。


そして、ポジションを閉じた後どうするのか、それもまた重要です。

一時的に当たりを引いても、その当たりに気を良くして再エントリー、しかしそうそう当て続けることなどできませんから、いずれ大外れを引いてしまい、それまでの利益が全て吹っ飛ぶことになる・・・というのが市場、さらに言えば特にオプション取引においては、あまりにもよくあることです。


まぁそんな心配よりもまずは現有ポジのポジション閉じですね。

お昼頃の、各オプション板の様子は以下の通りです。

12:05時点のKODKオプション板

12:05時点のTEVAオプション板

12:05時点のTNAオプション板

KODKは画像の少し前にちょっと株価が上がっちゃったんですが、それでもこの日の底近辺をうろうろ、メインである行使価格7.5ドルのプットは、この時点で評価額2.30ドル、私はこれを100枚=1万株分持っていますから、このポジションだけで2万3000ドルにまでポジション損益が復活しています。

計算してみたらKODKに投入した資金は合計2万4493ドルだったので、これだけでは含み損なんですが、行使価格5ドルプットを合わせれば、含み益に届いてますね。


ただ、昨日も似たことを言いましたが、含み損とか含み益とか、それってもう今さらどうでもいいんですよね。

いくらでエントリーしたから今時点の損益はいくらだとかって、それはもう過去~今の話でしかなく、今さらもう全く本質ではない・・・

考えなければいけないのはいつだって「今~未来」のこと、この先このポジションがこの株価からどう動くか、の1点のみで、今さらこのポジションが買値から見てどうか、などという過去のことを意識するのは全く無意味、凡人の思考に他ならないと思います。


しかし例によって私は凡人だったので、とりあえずこのメインポジションだけで含み益になってくれるぐらいまでは放置しようかなぁ、などと思っています。



一方TEVAは、昨日1株あたり1.58ドルで25枚=2500株分購入したんですが、株価は18ドルを割り、このプットはもうBidですら2ドルを超えてくれました。

確定で2ドル以上で売却できる状況です。

うぅ~ん、これも悩ましい、もう少し様子を見てもいいかな・・・?



そしてTNAは、こちらも下落中、火曜日に、1株あたり5ドルで10枚=1000株分購入していた私のプットは、現在評価額で6.075ドルと、かなりアップしています。

さらにいえば、購入翌日、水曜日は評価額が2.16ドルにまで落ち込んでいましたから、その時点からいえばもう3倍に迫るぐらいに大上がりしています。



この内特にTNAは、こっからもう一下がりしてくれるんじゃないかと思うのですが・・・。



あ、ちなみに、昨日決算勝負でコールにエントリーしようとしたCBOEは、残念ながら決算で急落・・・

13時過ぎのCBOEオプション板

下がるだろうと思ってプットにエントリーしようかと思ったTWTRは、この地合いにありながら前日比プラス圏を維持と、まさにどちらも予想大外れ、この2つにエントリーしていたら大失敗でした。

13時過ぎのTWTRオプション板

本当に単なるラッキーですね。紙一重の感じです。

一応、CBOEの株価は100ドル割れからは徐々に回復、TWTRはやはり地合いに引っ張られて、いつマイ転してもおかしくない状況ではあるんですけどね。




さて、それはともかく、保有ポジションです。


正直、市場を取り巻くこのヤバ過ぎる空気からして、誰がどう考えてもまだまだ下がりそうにしか思えないのですが、素人がそう思い始めたらもうそこが底で、一気に反発してしまうかもしれません。

満期までもう1週間しかなく、営業日でいうと5日、本当に速やかな決断が要求されますが・・・。


どうしようか考えていたら、小型株3倍ETFのTNAが、何やらまた一層下がり始めているようです。

12:26時点のTNAオプション板

気付けば保有中プットのBidは7.15ドル!今なら確定で、5000ドルで買ったものが7150ドルで売却可能です。

実際は、直近取引価格が7.74ドルとなっている通り、もっと高値での売却が100%可能です。


そろそろか・・・いやいやしかし、下げ圧があまりにも強すぎる、どう考えてもまだ下がりそう・・・


・・と思っていたら!


12:51時点のTNAオプション板

株価は-5%超の下落に突入、ついにBidに8.00ドルが入っています。今なら、8500ドルぐらいで売れることでしょう。


でももう少し待てば・・夢の10ドルでの売却ができたりするのでは・・・??



・・結局こんな感じで、本当にいつまで経っても欲張ってしまい、気付いたら急反発が来てしまうのがオチなんですよね。


そして、そう思ってポジションを閉じると、「ポジション解消お疲れ様デース^^」と言わんばかりに、さらに株価が下がってプット価格が爆上げし、後悔の涙を流すことになる・・・


でもまぁ、それが市場取引ですね。


原則としては、絶対に、欲張らないことが大事かと思います。

ある程度の利益で分をわきまえて手仕舞いする、特にオプション取引ではこれができないと、いずれ痛い目を見ることは確定的に明らかです。


そんなわけでこの3ポジション、週明けも下がりそうではあるけれども、これを書いている現時点ではまだ様子見中なんですが、もしまたもう一段階株価が下がってくれたら、もうその時は一旦清算しようかなと思っています。


もしこの先思うように下がってくれなかったら・・ズルズル来週への持ち越しになりそう・・・危ないかな?


一応、群集心理というか投資家心理的に、上昇期待でホールドをするよりは、下げ待ちの状況で持ち越しの方が確率的には堅いように思うんですが、まぁそれも決断を下せず週末持ち越しになることへの言い訳かもしれません。



とにかく、焦ってもいいことがないのは真理かと思いますし、もうしばらくはどちらへ動いていくか、座して待とうと思います。




さて午後1時半過ぎ、KODKがこの日の底を割っているのが目に付きました。

13:38時点のKODKオプション板

行使価格7.5ドルプット、2.50ドルぐらいなら売りたいけどなぁ~、どうしよっかなぁ~、と悩ましいです。

Askが2.50ドルなので、Askと同値の注文を入れておこうかとも思いましたが、まぁもうちょい待つことにしました。

ちなみにKODKのオプションは最小入札単位が0.05ドルなので、2.45ドルや2.50ドルでの注文しか出せません。

私はこのプットを100枚=1万株分保有しているので、プットの価格が最小の0.05ドル変わるごとに、戻ってくる資金が500ドル変わることになる形ですね。

やはり、1段階でも高く売りたいものです。




さて、午後2時を回りましたが、気付けば突然市場は全体的に急激に回復、TNAに至っては、まさかの株価前日比プラスになってしまっています!!

14:13時点のTNAオプション板

まだマイナス圏から脱したばかりで、また、突然の乱高下でIVが高くなっているからか、幸いプットの価格は前日比割と大きくプラスのままですが、このまま行くとプットの前日比マイナス転落は必至・・・!


でもやっぱり私は、さすがに全体的にまだ下げ圧の方が強いんじゃないかなぁ、って思うんですよねぇ・・。


決断を下せない言い訳でしかないかもしれませんが、このまま株価が上がってしまっても、保有プットは全て週末持ち越しにするかな、と思います。


なお、同じ頃、なぜかTEVAも前日比プラスに移行していました(まだプラ転したりマイ転したりですが、確実に上がってきています)。



結局、案の定といいますか、欲張ってしまった結果極めて残念な形になっていきそうですが、まぁ、見守ります。

騙し上げであることを祈りたい所です。




さて、それからまさに市場は全体的に絶好調で、イケイケドンドン的な雰囲気で多くの銘柄がプラ転していたりという状況だったのですが、午後3時になった瞬間、計ったかのようにダウがマイ転、その後TNAもマイ転しました。


15:02時点のTNAオプション板

その後またすぐプラ転もしていますが、とにかく非常に不安定な市場ですね。

そのおかげで、下落に備える人が多いのか、株価はこの一瞬前までずっと前日比プラスだったのに、不思議なことにプットは割と大きく前日比プラスのまま維持されています。

一方コールは株価が上がっていたのに軒並み大きくマイナスのまま・・もしコールを持っていたら、何でやねん!と憤りを禁じ得なかったことでしょう。



ま、よっぽど信じられないぐらいの急転直下がこの先1時間で来ない限り、保有ポジションは来週へ持ち越ししようかなと思います。

なお、KODKも、TEVAも、午後3時現在、何とか前日比マイナス圏を維持していくれています。




~現地時間午後4時・市場終了~


引け直前、この日は最近の逆パターンで、突如全体的に上がりました。

結局手付かずのまま、プット買いポジションは全て週末持ち越しです!


Nasdaqのチャートより
引け時点のTNAオプション板



Nasdaqのチャートより
引け時点のTEVAオプション板



Nasdaqのチャートより
引け時点のKODKオプション板

結局お昼頃の喜びも束の間、最終的には、TNAはさすがにあそこまで株価が上がってしまうとプットの評価額は完全にマイナス(本日の一番高い時から一気に半額以下、買値5000ドルのポジションが、現評価額4275ドルの含み損再突入)に、

TEVAも、最後だけ申し訳程度に下がりましたが引け直前に株価はしばらくプラス圏推移しており、結局保有プットポジションは前日比マイナス(一応、評価額的には含み益を維持)、

KODKも言うほど大きくプット評価額は上がっていないので、全然ドンピシャで当たりでもなんでもなくなってしまいましたね。


まぁこんなものでしょう。


私がプットを売らなかったので、来週は市場全体がさらに一気に息を吹き返すかもしれません。

もし急騰・急回復したら、私に感謝しましょう。



来週は勝負の週・・というと大げさですが、動かなければいけない週になりそうです(というか、どれも来週金曜満期なので、絶対にそうなるわけですが) 。


ホント言うだけでそれができれば苦労しないって話ですが、欲張らずに上手いこと動いていけるよう、がんばろうと思います。

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